日本の“新たなエース候補”がMFも活かす武器に? 身体を張って起点となったストライカー

林のゴールにも期待したい photo/Getty Images

サポートメンバーからチャンスを得た林大地

U-24日本代表はU-24ホンジュラス代表と対戦。東京オリンピックにも出場する相手に3-1と勝利した。日本の2点目をアシストした林大地は、前線の起点となる動きを見せた。

林はこの試合にスタメン出場。怪我から復帰したばかりの上田綺世と、Jリーグで脳震とうの疑いがあった前田大然に代わって前線から起点となった。身体の強さを武器にポストプレイを披露した林は、日本の2点目となる堂安律のゴールで身体を張ってアシストを記録した。

ディフェンスラインとの駆け引きが上手い上田や爆発的なスピードを誇る前田とは異なり、林は攻撃陣で唯一フィジカルを武器とするタイプだ。前線からタメをつくる動きや、ボールを収めて起点となるプレイを終始披露。2列目に技術力の高い選手が多い日本には、彼のような身体を張れる選手が前線にいることが攻撃のスタートとなり、前線へ飛び出していくシーンを作ることができる。攻撃的なMFを活かす役割も林がそつなくこなしている。
本来であればサポートメンバーだったため、出場機会は得られなかった。しかし出場枠の拡大によって本メンバーになるなど、運も持ち合わせているストライカー。次に狙うは得点という結果だろう。17日にはU-24スペイン代表と対戦。五輪前最後の公式戦で欧州でもトップクラスの選手たちを相手にゴールを奪うことができるか。大卒2年目でブレイクしたFWから目が離せない。

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