囮になる動きもシュート数は“0” 決勝でも見たかった英国FWのゴール前での迫力

決勝でのシュートは0本に終わったケイン photo/Getty Images

ケインは120分でノーゴールに終わる

今季のプレミアリーグでは23ゴール14アシストを記録して得点とアシストでリーグトップを記録したハリー・ケイン。トッテナムでは最大の得点源であるストライカーだが、UEFA EURO2020の決勝ではゴールネットを揺らすことができなかった。

ケインは決勝のイタリア代表戦でもスタメンに名を連ねる。グループステージでは無得点だったが、決勝トーナメントで3試合で4ゴールを記録するなど得点力を発揮。決勝でもタイトルをつかみ取る1点を期待された。

しかしイタリアが誇る最強のCB陣に対し、イングランドはフィジカル勝負を仕掛けるのではなくスピーディーな攻撃を展開。ラヒーム・スターリングやメイソン・マウントが何度も前を向いてボールを運ぶのに対し、ケインは下がりながら低い位置でボールを受ける。カウンターの起点として囮になる動きを見せた。
カウンターからチャンスをつくったイングランドだが、開始早々の1点を最後に、勝負を決める追加点はなかった。ケインとしても自身のシュート数は「0」で、自身のシュートから決定機はつくれず。ケインのゴール前での迫力がもう少し見られれば、結果は異なったかもしれない。

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