EURO主力を6名招集のU-24スペイン代表 見据える先は金メダルからの世界制覇か

EURO2020はベスト4で姿を消したスペイン photo/Getty Images

EUROではイタリアと熱戦を繰り広げる

UEFA EURO2020でベスト4に進出するも、PK戦の末にイタリア代表に敗れたスペイン代表。敗退となったものの優勝候補の一角となったイタリアに対して24歳以下の選手が6人もスタメン入りした若きスペインは、最後まで彼らを追い詰めた。

そんな今回のメンバーから、23日に開幕する東京オリンピックに6名もの選手が選出されている。イタリア戦に先発したウナイ・シモン、エリック・ガルシア、ペドリ、ミケル・オヤルサバル、ダニ・オルモに加えてEUROでは3試合でスタメンを務めたパウ・トーレスがメンバー入り。金メダル獲得へ向けて本気度が伺える。

A代表でも主力級の選手たちを東京五輪に呼ぶのは、来年のFIFAワールドカップを優勝するための構想だろう。オリンピックでメダルを獲得することができれば、大舞台での大きな経験をW杯へとつなげていくことができる。そのためにも若きスペインには金メダルが必要になるはずだ。2010年大会以来となるW杯制覇を見据えた選考となっている。
懸念点として挙げられるのは、EUROからの東京五輪と連戦による疲労だろう。スペインは決勝トーナメントをすべて120分戦っており、心身ともに疲労困ぱいなはずだ。その状態から、日本への長いフライトと連戦が若い選手たちにどの程度影響するのかは気になる点である。

東京五輪終了後は、それぞれのクラブでレギュラーシーズンが始まる。そこで調子を落としてしまえば元も子もない。代表の将来に向けて、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督のマネジメントにも注目だ。

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