36歳でキャリア最盛期に 厳しさ乗り越えたウェストハム守護神

ウェストハムの躍進に貢献するファビアンスキ photo/Getty Images

今季は35試合に出場したファビアンスキ

今季はプレミアリーグ6位と健闘したウェストハム。そのチームでゴールマウスを守った36歳の守護神がいる。ウカシュ・ファビアンスキだ。

ファビアンスキは今シーズンも主力として35試合に出場。クリーンシートを「10」記録するなど、チームの躍進に大きく貢献した。190cmという体躯は欧州のGKとしては決して大きいというわけではないが、それでも跳躍力とセービング能力の高さを発揮。36歳という年齢になったが、彼は今がキャリアのピークかもしれない。

ファビアンスキは2007-08シーズンにレギア・ワルシャワからアーセナルへ加入。イェンス・レーマンやマヌエル・アルムニアなどから定位置を奪えず。7年間で32試合の出場にとどまると、スウォンジーへ移籍し、主力として活躍。2018-19シーズンよりウェストハムへ加入して正守護神としてチームを支えている。
アーセナルでの厳しいシーズンを過ごしながら、30歳を超えてから出場機会を増やしていったファビアンスキ。プレミアリーグ通算セーブ数は「909」と、トップのベン・フォスターの1178本に近づいている。今季は103本のセーブ数を記録しており、同じようにシーズンを過ごせば再来年にはトップに立つことになるかもしれない。多くのサッカー選手にとって36歳は、キャリアの終わりを迎える時期でもある。しかし、ファビアンスキはそんな現在こそが最盛期となっているのだ(データはプレミアリーグ公式より)。

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