西大伍にも酒井宏樹にも負けない 結果で示した宇賀神友弥のさらなる進化

何年もレギュラーを務める宇賀神(写真は2017年) photo/Getty Images

柏戦で先制ゴールをマーク

浦和レッズは柏レイソルと対戦し、2-0と勝利した。チームの先制点を決めたのは、今試合でキャプテンマークを巻いた宇賀神友弥だった。今季が浦和在籍12年目となるSBは、積極補強を進めるチームに自らの存在感を結果で示した。

宇賀神はスコアレスで迎えた64分、右サイドでコンビを組んだ関根貴大からの丁寧な落としをファーポストに蹴り込む。シュートは美しいコースでゴールネットを揺らし、浦和の先制点を決めた。

昨季までは左SBでの起用が多かった宇賀神だが、今シーズンは右SBで先発。開幕頃はスタメンを務めていたものの、今季加入した西がけがから復帰後は、ポジションを渡す格好となり試合に絡めないことが増えていく。それでも今節のように試合に出る時には、存在感を残してチームの勝利に貢献。大外にまわるのではなくインサイドに走ってシュートを狙う形は、今季新たなスタイルに取り組むチームで実践しており、宇賀神の進化も見られたシーンだった。
過去にも浦和は宇賀神のポジションには多くの選手を補強してきたが、最後まで試合に出続けたのは宇賀神だった。今季は西に加えて夏から日本代表の主軸でもある酒井宏樹が加入し、SB争いはさらに激化していくことだろう。33歳となった宇賀神のこれからの成長も楽しみだ。

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