リヴァプールでの逆転劇はある? 悩めるレフティーに見えた希望の光

チームのEURO2020初戦で輝きを放ったシャキリ photo/Getty Images

EUROで存在感を発揮

リヴァプールでの定位置獲得に向け、EURO2020初戦でのパフォーマンスは良いアピールとなったか。欧州最高峰の舞台で、ひとりのレフティーがその評価を大幅に上昇させる予感だ。

そのレフティーとは、スイス代表のMFジェルダン・シャキリ(29)。リヴァプールに所属する同選手は移籍初年度となった2018-19シーズン前半戦こそスーパーサブとして存在感を発揮したものの、以降は所属クラブでなかなか出場機会に恵まれていない。今季は公式戦22試合に出場したが、チーム内での立ち位置は少しばかり厳しいものとなっている。

そんなシャキリだが、ナショナルチームの方では絶好調。現在スイス代表の一員としてEUROに臨んでいる同選手は、12日のウェールズ戦で希望に満ち溢れたパフォーマンスを披露している。

この試合で攻撃的MFを任されたシャキリは、前半からポジションにとらわれることなくチャンスを創出。最終的なスコアは1-1の引き分けとなったが、この男はボール支配率64%(データサイト『SofaScore』より)を記録したスイス代表の中心人物として奮闘した。49分には正確なコーナーキックでFWブレール・エンボロのゴールをアシストなど、この日のパフォーマンスは評価に値するものだったと言っていい。66分に退いたが、そのプレイ内容にはデータサイト『WhoScored』も満足しているようで、ゴールを決めたエンボロに次ぐ評価点「7.4」をシャキリに与えている。

このパフォーマンスを継続できるようであれば、リヴァプールでもチャンスは回ってくるのではないか。もちろんクラブと代表では戦術などで違う部分もあるが、このウェールズ戦でのパフォーマンスにはそう思わせるほどの魅力があった。実際にそう思ったリヴァプールファンも少なくなかったことだろう。

「スイスがボールを保持してくることはわかっていたから、我々はしっかりとした守備組織を作りながら戦おうと試合前から言っていたんだ。前半はそれができていたと思うね。だが、シャキリはそんな私たちのカウンターの動きに問題を引き起こした。ポジションを落としたり、CFの近くでプレイしたりね。正直、対処するのは難しかった。だから、彼が交代したことで私たちにはアドバンテージが生まれたんだ」(英『Daily Mirror』より)

これは、試合後に対戦相手であるウェールズ代表のロバート・ページ監督が残したコメント。敵将も掴みどころのないポジショニングで守備陣を撹乱するシャキリの動きは相当に厄介と感じていた様子だ。

この持ち味をリヴァプールでも生かすことができれば、シャキリに地位向上のチャンスはあるか。現在はASローマなどへの移籍も噂されている同選手だが、レッズでの逆襲劇にも期待したいところだ。

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