クーマン続投で放出もやむなし…… バルサ期待の司令塔に出戻りの可能性

バルサで出場機会に恵まれないピャニッチ photo/Getty Images

バルサで出番が少ないピャニッチ

バルセロナは来季に向けてロナルド・クーマン監督の続投を発表。今季バルサに就任したクーマンは一時期優勝争いを演じるものの、終盤に低迷して3位で終了した。シーズン終了後には解任論も多く出たが、結果的には続投となった。

クーマン体制続投となれば今季戦力として輝けなかった選手の放出もあり得るだろう。その筆頭候補がミラレム・ピャニッチだ。今季からバルセロナへ移籍したピャニッチだが、加入後すぐに新型コロナウイルスに感染。その後もシーズンを通して起用されることはほとんどなく来季の新チームにおいても、クーマンの考えるメンバーリストにピャニッチの名前はないかもしれない。

そんなピャニッチだが、ローマやユヴェントスで活躍しており、いまだにイタリア方面からの関心が強い。古巣のユヴェントスへの復帰も噂されており、新監督のマッシミリアーノ・アッレグリが許可を出せば、獲得オファーもあるだろう。アッレグリ体制で輝きを放っていたピャニッチが、再び恩師の下で自身の力を発揮する可能性もある。
ユヴェントス時代は、正確なパスを武器にゲームを操る司令塔へと成長。攻撃的なMFだった彼をボランチで起用したのは、アッレグリ監督だった。ピャニッチを失ったユヴェントスは、中盤でのパスの出し手が不在となり、引いて守る相手を崩せない試合もあった。低い位置からつなぐことができる選手が欲しいのも事実だ。

ピャニッチは1年でイタリア出戻りとなってしまうのか。彼とトレードで加入したアルトゥールもあまり出場機会を得られておらず、放出の噂も出ている。アッレグリ復帰の次はピャニッチの復帰もあるだろう。バルセロナとしてもクーマンが起用しないのであれば、放出してしまいたいところだろう。両クラブ間でピャニッチはどう動くのだろうか。

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