スペイン代表の放出は同じくスペイン代表で補え 来季プレミア王者は勝者のメンタリティをチームに加えるのか

イングランド行きが噂されているセルヒオ・ラモス photo/Getty Images

センターバックの補強は慎重に行うべき

2020-21シーズンを終え、来季に向けての準備を進めているマンチェスター・シティ。ハリー・ケイン、ジャック・グリーリッシュらを獲得する話も出てきており、非常に来季が楽しみなチームである。しかし、主力の数名が退団を示唆しているようだ。

英『The Athletic』によればセンターバックを務めるアイメリック・ラポルトが自身の起用法に不満があるとして今季限りでの退団を考えているようだ。

2018年からプレミア王者に在籍しているスペイン代表DFは初年度からセンターバックとして不動の地位を築いていた。しかし、昨季は負傷の影響から出番が減っており、今季は新加入のルベン・ディアスの台頭、ジョン・ストーンズの復調もあって序列は3番手となっている。

確かに怪我もなく万全の状態で控えとなると、精神的にきついものがあるのかも知れない。それでも、ラポルトが持つ左足での楔やロングフィードは他の2人にはないものであり、ポジション争いをするのも悪くないと思われるが、私たちが考えるよりも選手が感じている差は大きいのかも知れない。

そんな主力流出の話が出ている中で西『AS』がセルヒオ・ラモスのマンC行きを報じている。ラポルトが残留するなら必要ではないが、退団となればぜひとも欲しい存在だ。センターバックはチームにとって重要なポジションであり、主力が怪我をすれば今季のリヴァプールの二の舞になってしまう可能性もある。そんな時にラモスのようなベテランで無理が利く選手の加入は大きい。35歳という年齢も考えれば稼働は数年となり、ブラックバーンで武者修行中のテイラー・ハーウッド・ベリスとの世代交代も容易となるはずだ。また、ラモスがPK職人であることもチームの助けとなるはず。現状、決まったキッカーがおらず、GKであるエデルソン・モラレスが名乗りを挙げているほどだ。

このように来季は面白い人材がチームに加入する可能性のあるマンC。彼のような勝者のメンタリティを持った選手の加入がどのような化学変化を起こすか楽しみだ。

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