12年前マンUを優勝に導いた17歳の現在 レンタルを繰り返したFWがたどり着いた先は

2試合で決勝点を決め優勝へ導いたマケダ photo/Getty Images

17歳ながらマンUでデビュー

2008-09シーズンのプレミアリーグについて覚えている人はどれほどいるだろうか。アレックス・ファーガソン氏が率いるマンチェスター・ユナイテッドがクリスティアーノ・ロナウドやリオ・ファーディナンド、ライアン・ギグスらを擁してリヴァプールとの優勝争いを制してチャンピオンに輝いた。

この年、マンUのプレミア制覇において重要人物となった当時17歳の選手がいた。イタリア人FWのフェデリコ・マケダである。終盤戦に頭角を表すと、2試合連続決勝ゴールを決める活躍を見せ、勝ち点6を積み上げることに貢献。結果的に2位と勝ち点4差で優勝を果たしたマンUは、マケダの2ゴールによってリヴァプールと差を離すことに成功し、栄冠を手にした。

若くして時の人となったマケダだが、その後はマンUで活躍することはできず。2011年のサンプドリアに始まり、毎年レンタル移籍を繰り返す。しかし、レンタル先でも活躍できず、2014年にEFLチャンピオンシップ(2部)のバーミンガムで記録した18試合10得点が最高成績となってしまう。2016-17シーズンにノヴァーラへ完全移籍を果たした。

29歳となったマケダは、現在ギリシャでプレイ。2018年に加入したパナシナイコスで得点能力を開花させ、加入初年度に26試合10得点をマーク。昨季は33試合14ゴールを決めて得点ランキング2位に輝くなど活躍する。今季も30試合で9得点でチームトップの成績を残し、前線からチームを引っ張っている。

高い身体能力と相手DFとの駆け引きのうまさを武器に得点を量産するストライカー。ギリシャでは3トップの中央や1トップに加えてトップ下などを務めることもあり、チャンスメイクにおいても今もなお成長し続けている。

センセーショナルなデビューとともにスターダムにのし上がることはできなかったが、ギリシャで自らの居場所を見つけて能力を発揮している。若くして脚光を浴びたマケダも、結果が出ない時期など数々の経験を経てチームに欠かせない選手へと成長した。今燻っている若手選手も、程なくしてどこかのリーグでエースとして成長するかもしれない。そしてマケダ自身にも、もう一度プレミアへ挑戦するチャンスが巡ってくるだろうか。あるとしたら見てみたい。

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