20歳MFのパス成功率は“87.67%” 英2部でミニ・モドリッチの完成間近

今季トッテナムからノリッジへとレンタルされているスキップ photo/Getty Images

チャンピオンシップでは“敵なし”に

“世界で最も過酷な2部リーグ”との呼び声も高いイングランドのEFLチャンピオンシップ。上位カテゴリに世界トップレベルの選手が集うプレミアリーグが存在していることもあり、同リーグが話題となることはそれほど多くない。だが、チャンピオンシップでは欧州4大リーグで活躍していてもおかしくない逸材が数多くプレイしている。

チェルシーでプレイするMFメイソン・マウントやアストン・ヴィラの中心的存在であるMFジャック・グリーリッシュ、ドルトムントで17歳ながら今季主力としてプレイしているMFジュード・ベリンガム……。今や世界的に有名な選手となった彼らも、過去にチャンピオンシップでプレイしていた選手たちだ。あくまで2部という位置付けでこそあるものの、同リーグは逸材の宝庫と表現することができるだろう。

そんな“ブレイクへの登竜門”といえるチャンピオンシップで、今季トッテナムから武者修行に向かった若きテクニシャンが躍動している。その選手とは、ノリッジ・シティに所属するMFオリバー・スキップ(20)だ。かねてより“ミニ・モドリッチ”との愛称でトッテナムファンから注目を集めていた同選手だが、この20歳はレンタル先で急速な成長を見せている。

今季はここまで、ノリッジがこなしたリーグ戦全38試合にスタメン出場しているスキップ。高いキック精度を活かしたゲームメイク能力を最大の武器として、ダニエル・ファルケ監督が採用する[4-2-3-1]の守備的MFとして絶対的地位を築いている。ここまで同選手がリーグ戦で通したパス1877本はチャンピオンシップでプレイするMF中トップの数字で、成功率も87.67%と高水準。38試合を終えて首位を快走するチームの原動力となっていることは間違いない。

加えて、スキップはゴール前でも相手の脅威となっている。スタートポジションこそ自陣深めの同選手だが、チームが攻撃に転じたときの存在感も抜群。守備的MFを任されながらも、アタッキングサードにおけるパス成功数は実に390本(リーグMF中8位)。ほぼアタッカーのような役割を務めているMF登録の選手もいるなか、スキップがトップ10入りを果たしているのは驚愕の事実と言えるだろう。

それでいて、スキップは守備のタスクもきちんとこなす。リーグ3位のタックル数(81回)を記録していることからも、彼がいかにマルチなタスクをこなしているかは窺い知ることができる。

もうチャンピオンシップでは“敵なし”ともいえる選手となりつつあるスキップ。ノリッジは1年間のレンタル延長を望んでいるとされるが、彼ならばトッテナムに復帰しても中盤の主力として十分活躍することが可能か。もし今夏スパーズへの帰還が決まった際には、20歳の大ブレイクに期待だ。

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