躍進支えるレスターの的確補強 フランスの若き才能も輝き放つ

マンU戦でも存在感を見せたフォファナ photo/Getty Images

今季はすでに公式戦25試合に出場

奇跡のリーグ初優勝から5年。残留を目標に掲げていたチームの姿はなく、今季は好調のマンチェスター勢に次ぐ3位と好成績を残している。ここまでの戦力アップが見込めた理由としてはジェイミー・バーディやカスパー・シュマイケルといった優勝メンバーが残り、精神的支柱としてチームを支えていることもあるが、やはり的確な補強が強さの秘訣であることは間違いない。

そんな補強のひとつがウェズレイ・フォファナだ。フランスのサンテティエンヌから加入したフォファナは移籍初年度にも関わらず、今季ここまで公式戦25試合に出場するなど、ブレンダン・ロジャーズ監督の信頼を得ている。

主戦場はセンターバックでベテランのジョニー・エヴァンズとコンビを組むことが多い。そのポジションにはチャグラル・ソユンクがいたが、彼の負傷もあり、定位置を確保した。現在はチームが3バックを使用しているため、3人が併用されているが、4バックの際は彼がファーストチョイスだろう。
右センターバックとして先発出場を果たした先日のマンチェスター・ユナイテッド戦では、チーム2位となるタックル成功数「3」を記録し、対人での強さを披露。被カウンター時には敵を遅らせるディレイの動きから味方に自陣へと戻る時間を作るなど、気の利いたプレイでチームに貢献していた。更に、読みが鋭くこの日2回のインターセプトを成功させ、攻撃に転じるなど総合的な能力の高さを見せつけた。

まだ20歳と若く、今夏にステップアップしたばかりながらもチームの中心となっている。まだまだ伸びてくる選手のひとりだ。

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