チェルシーの攻撃にリズムをもたらす存在に 前半戦の評価を覆す男たちの躍動

エヴァートン戦で好パフォーマンスを披露したハフェルツ(左)とM・アロンソ(右) photo/Getty Images

エヴァートン戦で輝き放った“2人”のレフティー

今季途中からトーマス・トゥヘル監督に指揮官をバトンタッチし、上昇気流に乗っているチェルシー。同監督の就任以降、ブルーズはプレミアリーグで9戦無敗(6勝3分)。第19節終了時点では9位だった順位も、今では暫定4位にまで回復している。

そんなトゥヘル政権下で調子を取り戻しているチェルシーにおいて目立つのは、フランク・ランパード監督時代になかなか本領を発揮できなかった男たちの躍動だ。現地時間8日に行われた第27節のエヴァートン戦においても、その傾向は見て取れた。

特に輝きを放ったのは、この一戦でプレミア8試合ぶりの先発を果たしたドイツ代表MFカイ・ハフェルツ(21)だ。昨夏の目玉補強でありながらもランパード監督の下で思うようなパフォーマンスを披露できなかった同選手だが、9番の位置を任されたこの試合では圧巻おパフォーマンスを披露。31分には左サイドからのクロスに反応して先制点をゲットし、64分には味方のスルーパスから抜け出しPKを獲得。

そのほか、53分には丁寧なトラップから冷静にゴールネットを揺らすシーンも。これはハンドリングの判定により得点とはならなかったが、2-0の勝利に彼が多大な貢献を果たしたことは間違いない。メイソン・マウントとポジションが被ることにより、ランパード監督時代はどこか窮屈なプレイを強いられていた印象も残ったハフェルツだが、トゥヘル監督が与えた新たな役割でこの男は本来の輝きを放つことに成功している。

そんなハフェルツ以外にも、左ウイングバックで先発したマルコス・アロンソ(30)のプレイは光っていた。ドイツ代表MFと同様、ランパード政権下ではなかなか思い通りにプレイすることができていなかった同選手。しかし、トゥヘル監督が3バックシステムを採用し始めたことで、チームに得意のポジションが生まれた男は見事復活。ハーフスペースを積極的に活用する彼は相手にとって大きな脅威で、このエヴァートン戦における先制点はまさにその動きから生まれたものだった。41分には味方のロングパスに反応してシュートまで持ち込む場面も見られ、M・アロンソがチェルシーの左サイド攻撃に厚みをもたらしていたことは間違いない。

トゥヘル監督就任により、チェルシーで急激に評価を回復させているハフェルツとM・アロンソ。彼らが今後も現在のパフォーマンスを継続できるならば、ブルーズはまた上位に食らい付いていくことができるだろう。しばし続いた雌伏のときを経てチームの主役となりつつある男たちの躍動に、世界中のファンは胸を高鳴らせているはずだ。

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