決定力を上げていかなければ
マンチェスター・シティはプレミアリーグ第29節にウォルバーハンプトンと対戦。4ー1と勝利し、公式戦21連勝を飾る。試合を決定付けたのは2得点を奪ったガブリエウ・ジェズスだった。
スタメン出場したジェズスは1ー1で迎えた80分、右サイドからカイル・ウォーカーのクロスのこぼれ球を素早く拾うと、ダイレクトでシュートを放ち、勝ち越しゴールを奪う。さらに1点追加した90+3分には、ジェズスのボールを受けたイルカイ・ギュンドアンがミドルシュートを打つとGKがセーブ。そのこぼれ球に再びジェズスが反応し、チームの4点目となるゴールを決め、勝利をもたらした。
だが今季のジェズスはウルブス戦前で18試合出場4得点と、FWとしてやや寂しい数値となっていた。今季はセルヒオ・アグエロが怪我で離脱することが多く、ジェズスに得点への期待が高まる中で期待に応えられていないというのが現状だ。
特に課題を挙げるならばシュートの決定力だ。シュート数35本に対して6得点、シュート決定率は17%。1試合平均得点は0.32と寂しいもので、ジェズスの決定機逸シーンも珍しくない。
そんなジェズスだったが、ウルブズ戦ではこぼれ球を逃さずに仕留めるなど、抜け目のなさを披露。得点以外でも前線からの献身的な守備や、中盤に降りてビルドアップに参加するなど、数字に残らない貢献度はかなり高い。これに加えて得点を重ねることができれば、シティの優勝へ勢いは増す。
シーズン後半戦、彼の得点での貢献にも期待したい。