トッテナムはケインがいないと勝てない? “2大エース”の失速で正念場 

トッテナムを牽引するソン・フンミン(左)とケイン(右)photo/Getty Images

ケイン不在時の勝率はわずか30%

序盤戦の好調から一転して、苦しい状況に追い込まれているトッテナム。トップ4フィニッシュを目指す上で、エースが不調・不在の今が正念場だ。

ジョゼ・モウリーニョ体制2年目を迎えたトッテナムは今季、プレミアリーグの開幕節でエヴァートンに0-1の敗戦を喫したものの、徐々に勢いをつけて第12節終了時点では首位に君臨。マンチェスター・ユナイテッド(6-1)やマンチェスター・シティ(2-0)、アーセナル(2-0)といったライバルたちを蹴散らしており、昨年のリヴァプールに続いてトッテナムもついにプレミアリーグのトロフィーを掲げるのではないかと話題になっていた。

しかし、アウェイで行われた第13節リヴァプール戦で終了間際の失点により1-2の敗戦を喫すると、急にチームの歯車が噛み合わなくなり、一気に転げ落ちていく。このリヴァプール戦以降のリーグ戦9試合の成績は、2勝2分5敗で現在3連敗中。わずか8ポイントしか積み上げることができず、首位マンチェスター・シティと14ポイントも離され、8位まで順位を下げてしまっている。

不調の要因として大きいのは、やはり序盤戦でチームを引っ張り、総得点のほどんどに関わってきた“2大エース”の失速か。第2節のサウサンプトン戦で4ゴールを記録するなど、ここまでリーグ戦21試合に出場して12ゴール6アシストを記録している韓国代表FWソン・フンミン。アジアの枠を飛び越え今や欧州トップクラスの選手となっているが、序盤戦ほどの脅威力や躍動感はない。実際に直近8試合は1ゴール2アシストと、なかなか得点に絡むことができていないのだ。

そして、ここまで19試合に出場して12ゴール11アシストを記録していたイングランド代表FWハリー・ケインは、第20節リヴァプール戦で足首を負傷。長期離脱は免れたようだが、戦線離脱を余儀なくされている。

2019年11月にモウリーニョ監督がチームの指揮官に就任して以降、ケイン不在時のトッテナムの成績は10戦3勝2分5敗と勝率は30%しかなく、直近5試合は1分4敗とさらにひどい。いかにこの10番の存在がチームにとって大きいのかが見て取れる。

昨季もソン・フンミンとケインの両方が怪我で欠場を余儀なくされた第27節から第29節では、1ポイントしか積み上げることができなかった。このことが最終的にトップ4を逃す要因になったといっても過言ではないトッテナム。この正念場を耐え抜き、再び浮上のキッカケを掴むことができるのか。モウリーニョ監督の手腕も含めて、今後の戦い方に注目だ。

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