バイエルンでいえば“ミュラー級”の存在感 ライプツィヒを支える大型FW

ライプツィヒ攻撃陣を支えるポウルセン photo/Getty Images

「周囲の選手は頭が上がらないはず」

2020-21シーズンにここまでブンデスリーガで3位をキープしているRBライプツィヒ。絶対的エースだったドイツ代表FWティモ・ヴェルナーを今夏チェルシーに引き抜かれるも、彼らはチーム一丸となって競争力を維持している。

そんなライプツィヒにおけるチームの中心。そう呼ぶにふさわしい選手は何人かいるが、間違いなく前線で奮闘するデンマーク代表FWユスフ・ポウルセンはその候補として名を連ねることとなるだろう。ここまでリーグ戦11試合に出場して4ゴール3アシストを記録している同選手。192cmの長身を活かした空中戦の強さやポストプレイで、彼はチームの攻撃に厚みをもたらしている。

それでいて、チームを鼓舞するキャプテンシーも兼ね備えたポウルセン。ゲームキャプテンこそMFマルセル・ザビツァーやGKペテル・グラーチに任せているものの、彼もまた優れたピッチ上では優れたリーダシップを発揮する。今季もライプツィヒが3位をキープできているのは、彼の働きによるところも非常に大きいと言えるだろう。
そんなポウルセンのことを、元東ドイツ代表FWヨアヒム・シュトライヒ氏も絶賛する。同氏は得点数こそ少ないものの、ピッチ上で常にチームを助けるプレイを披露するデンマーク代表FWを次のように称賛している。独『sport 1』が伝えた。

「RBにとって、ポウルセンは非常に重要な存在だ。バイエルンでいえばミュラーのようなものだよ。決して大量にゴールを奪うことこそないかもしれないけれど、彼は常にチームのことを考えながらプレイしている。大きな身体で味方の盾になり、フリーランニングでスペースを作る。90分間絶え間なく働く彼に、周囲の選手は頭が上がらないはずさ」

ゴールを決めることも大事だが、チームのバランスをよく考えてプレイするポウルセン。ここまでライプツィヒが3位をキープできているのは、やはりこの男の渋い働きによるところが大きいか。身長192cmの大型FWが披露するいぶし銀の活躍からは、今後も目が離せない。

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