ファティ、チェルキ、レイナ “16、7歳”でCLデビューを果たす驚異の若手たち

ドルトムントのムココにもチャンスあり photo/Getty Images

今季も16歳にデビューの可能性

近年の若手は恐ろしい。世界最高峰の戦いであるチャンピオンズリーグ(CL)の舞台で平気な顔をしてプレイする10代プレイヤーが続々と出てきているのだ。

2010年以降の戦いから見ていくと、10代でデビューを果たした者は多い。今季ブレイクした中ではバルセロナFWアンス・ファティも16歳10カ月と7日でCLデビューを果たし、ドルトムントMFジョバンニ・レイナも17歳3カ月と5日でデビュー。ファティは怪我で離脱しているが、2人ともすでにチームの主力だ。

同じドルトムントではイングランド代表にも選ばれたMFジュード・ベリンガムも17歳3カ月と21日の若さでCLデビュー。こちらもドルトムントの主力だ。
エヴァートンでは結果を残せなかったが、今夏にレンタル移籍したパリ・サンジェルマンで早くも5得点を挙げているFWモイーズ・キーンもユヴェントス時代に16歳8カ月と25日の若さでCLデビューを経験している。今季もチャンピオンズリーグでは2点を記録しており、20歳になった今は欧州最高峰の舞台で戦えるタレントへ成長を遂げている。

リヨンのチェルキもCLを経験済み photo/Getty Images

もっと若い事例で言えば、リヨンでプレイするMFライアン・チェルキは昨年11月のゼニト戦にて16歳3カ月と10日の若さでCLデビューを果たしている。エデン・アザールと比較されることもあるテクニシャンで、今季もリーグ戦の方では開幕から7試合に出場。フランスが生んだ新たなスター候補生だ。

そして今、そのチェルキより早くCLデビューを果たしそうな若手が出てきている。今月20日に16歳を迎えたばかりのドルトムントFWユスファ・ムココだ。

すでに21日に行われたヘルタ・ベルリン戦でブンデスリーガデビューを果たしており、チャンピオンズリーグの方でもベンチには入っている。24日のクラブ・ブルージュ戦では出番がなかったが、グループステージの第5節と第6節では途中出場から出番が与えられるかもしれない。

最近はビッグクラブで通用する技術とパワーを持った16歳や17歳の選手が続々と出てきており、若手の成長速度が飛躍的にアップしている。今後も16歳や17歳でCLデビューを果たす者が次々出てくるはずで、10代で即戦力というのも珍しいものではなくなってきた。

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