“まだ28歳”のテクニシャンはどこへ行く 怪我続きで見えない未来

ウェストハムを去るウィルシャー photo/Getty Images

天才なのは間違いないが……

怪我を乗り越え、新天地となったウェストハムで輝きを取り戻すシナリオは崩れてしまった。

5日、ウェストハムはMFジャック・ウィルシャーとの契約解除を発表したのだ。ウィルシャーはアーセナルの生え抜きプレイヤーだったが、怪我の連続もあって立場が変化。2018年夏にウェストハムへ移籍し、中堅クラブからもう1度やり直すことになった。

ところが、ウェストハムでも怪我の問題は続いた。コンディションの良い時は圧巻のパフォーマンスを披露できるのだが、怪我の問題がある限りウィルシャーに継続性を求めるのは難しい。
英『BBC』によると、かつてマンチェスター・シティなどで活躍したマイカ・リチャーズ氏はコンディション面について自身も同じような経験をしたことがあると語る。

「ディーン・スミスの下にいた時、私はプレイするに十分な状態だった。しかし、クラブが求める基準ではなかった。私は信頼を失った。今のウィルシャーも、指揮官がもはや彼のことを信頼していないのだと思う。そういう選手を見たくないから残念だ。彼はまだ28歳だし、彼の素晴らしいクオリティは我々全員が理解している。残念ながら怪我の問題が大きく、それを活かせていない」

ウィルシャーはかなり若い頃からブレイクしていたため、今もまだ28歳と若い。トップレベルでプレイを続けることは可能なはずだが、復活はあるのか。ウィルシャーがもう1度輝ける場所を見つけてほしい。

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