アザールの後継者候補にポルトガルの大型MFも “最終日”に動いた実力者たち

ベルギー代表でもプレイするドク photo/Getty Images

注目は大物だけではない

5日の移籍市場最終日には、各リーグで大きな動きがあった。

マンチェスター・ユナイテッドが獲得したFWエディンソン・カバーニ、アーセナルが獲得したMFトーマス・パルティ、ユヴェントスが獲得したFWフェデリコ・キエーザなど大物の動きも注目だが、それ以外にも興味深い移籍がいくつかあった。

・ライアン・セセニョン(トッテナム→ホッフェンハイム/MF/20歳)



ガレス・ベイル2世と期待されながら、トッテナムではまだ花開いていないセセニョン。プレミアで若手が出番確保に苦労するのは見慣れたパターンではあり、若手育成に定評があるブンデスにレンタル移籍することになった。

まずは出番を確保し、一回り大きくなってイングランドへ戻ってきてほしいところだ。

・ダニーロ・ペレイラ(FCポルト→PSG/MF/29歳)



この動きも興味深い。パリはレンタルでダニーロを獲得したが、ダニーロは188cmとサイズのある守備的MFだ。

パリではセンターバックのチアゴ・シウバが退団したため、昨季アンカーを務めていたマルキーニョスをどう起用していくかが注目を集めていた。

ダニーロが中盤の底でフィットするならば、マルキーニョスをチアゴ・シウバの後継者としてセンターバックで固めてしまうこともできる。

・デイヴィ・クラーセン(ブレーメン→アヤックス/MF/27歳)



エヴァートン、ブレーメンと国外でプレイしてきたクラーセンだが、3年の時を経てオランダへ戻ってきた。古巣アヤックスに復帰することになり、攻撃的MFとしてドニー・ファン・デ・ベークの穴を埋めていきたいところ。

エヴァートンとブレーメンではほろ苦い時間を過ごしたが、慣れ親しんだアヤックスで本来の実力を発揮できるか。

フラムへ向かうロフタス・チーク photo/Getty Images

・ジャスティン・クライファート(ローマ→ライプツィヒ/FW/21歳)



最近のオランダ代表では若手の活躍が目立つが、フレンキー・デ・ヨングやマタイス・デ・リフトより一足早くアヤックスを飛び出して注目を集めたのがクライファートだ。

元オランダ代表のパトリック・クリアファートを父に持つジャスティンは、父とは違ったスピードタイプのアタッカーだ。

ローマではやや苦戦していたため、ライプツィヒへのレンタル移籍は興味深い。

ライプツィヒは今夏にティモ・ヴェルナーを失ったが、スピードの部分をクライファートが補えればブンデスリーガでも優勝争いに絡めるかもしれない。

・ジェレミー・ドク(アンデルレヒト→レンヌ/FW/18歳)



ドクはベルギー出身のウイングで、すでにベルギー代表デビューまで済ませている注目の若手だ。

まだ得点力に物足りなさはあるものの、ベルギーで活躍した若手がフランスのリーグ・アンにステップアップするケースは1つの出世パターンと言っていい。

先輩のエデン・アザールもフランスのリールで評価を高めたが、ドクもそれに続けるのか。ベルギーサッカー界が生み出した新たなる金の卵の挑戦が始まる。

・フラム



最後にクラブ全体の動きとしてプレミアリーグ昇格組のフラムにもスポットを当てたい。

フラムは移籍市場の終盤にリヨンからデンマーク代表DFヨアキム・アンデルセン、マンチェスター・シティから大型DFトシン・アダラビオヨ、さらにチェルシーからMFルーベン・ロフタス・チークをレンタルで獲得するなど、実力者を次々と迎え入れた。

さらに今夏にはパリ・サンジェルマンからGKアレフォンス・アレオラをレンタル、ライプツィヒから若手FWアデモラ・ルックマンを同じくレンタルで獲得しており、プレミアで戦うための戦力を整えるべく奮闘した。

ここまでリーグ戦では開幕から全敗の最下位と苦戦しているが、2018-19シーズンには昇格1年目で再び降格という屈辱も味わった。その記憶は選手とサポーターに残っているはずで、今季こそは1年での降格を回避したい。

新戦力たちがチームを救ってくれるのか、残留を懸けた魂の戦いにも注目だ。

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