実力派ストライカー獲得でマンUは再浮上するか ベテランFWの大暴れに期待せよ

マンUへの加入が濃厚と伝えられているカバーニ photo/Getty Images

獲得濃厚となった33歳FW

ついにマンチェスター・ユナイテッドは強力なストライカーを確保することとなるか。同クラブが昨季限りでパリ・サンジェルマンを契約満了により退団したウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニの獲得に近づいている。

昨季は終盤戦にマーカス・ラッシュフォード、アントニー・マルシャル、そしてメイソン・グリーンウッドで形成される3トップが機能したマンU。しかし、この3人は全員が元々ウインガータイプの選手であることから、かねてより彼らには純粋なセンターフォワードが必要との声が周囲からは相次いでいた。そんな中、マーケット終了直前になってカバーニ獲得間近との一報。現時点でチーム状態が良くないだけに、この明るいニュースに歓喜した人は少なくないだろう。

クラブOBのガリー・ネビル氏もこのカバーニ獲得には大賛成のようだ。かねてより「ユナイテッドにはセンターフォワードが必要」と訴え続けていた同氏は、ようやくその時が来たかと英『Sky Sport』に対して次のように述べている。
「彼らにはストライカーが必要だった。そんな中でカバーニ獲得の可能性を耳にした時、私はユナイテッドがズラタン・イブラヒモビッチやオディオン・イガロと契約した時と同じ気持ちになったよ。最後の最後でようやく確保することに成功した。スリルと興奮があったね。カバーニは過去10年における世界で最も偉大なストライカーの一人だ。プレミアでも、また彼はそのキャリアに火をつけることができるだろう」

カバーニのマンU移籍報道には満足している様子のネビル氏。しかし一方で、同氏は「カバーニは最優先としていた候補ではないはず」とも。世界的なストライカーを確保できたことは良かったが、もっと早く動いていれば33歳のカバーニよりも若く優秀なFWを獲得できたかもしれないと、少しだけ古巣に対しての文句を口にしている。

とはいえ、カバーニを獲得できるのなら大きな戦力となることは間違いない。はたして、ウルグアイ代表FWを迎えればマンUは今後どのように変わっていくのだろうか。実力派ストライカーが赤い悪魔の救世主となることに期待したい。

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