ティキ・タカより“スピード勝負”の世界? レーヴが感じるスペインの変化

2018W杯では苦しんだスペイン photo/Getty Images

ピッチを完全支配していた当時の姿はない

3日、UEFAネーションズリーグにてドイツ代表VSスペイン代表のビッグマッチが行われる。

両チームとも欧州を代表する強豪国であり、特に2010年代はEUROやワールドカップなどで激しい火花を散らしてきた。歴史の浅いネーションズリーグとはいえ、このカードに注目しているサッカーファンは多いだろう。

ただ、10年前に比べて両チームの顔ぶれは大きく変わった。顔ぶれだけではなく、スペインの場合はプレイスタイルも変わりつつある。
スペイン『MARCA』によると、長年ドイツ代表監督の立場からスペイン代表を見てきたヨアヒム・レーヴも、スペインの戦い方が変わってきたとの実感を口にする。

もう世界を席巻したティキ・タカの姿はなく、よりダイレクトな攻撃スタイルへと変化しているのだ。

「彼らは変わったが、それでも良いチームだ。彼らにはもう2008年から2012年まで相手を支配していたティキ・タカをする選手がいない。今のスペインはウイングの選手が危険で、ロングレンジのシュートもある。これらは過去のスペインにはなかったものだ。前線からのプレスも非常に良い。彼らのスタイルは変わったよ」

スペインも世代交代に動いており、バルセロナの17歳FWアンス・ファティ、マンチェスター・シティに移籍した20歳MFフェラン・トーレスら若手も増えている。

現サッカー界で1、2を争うスピードスターであるウォルバーハンプトンFWアダマ・トラオレも今後の主軸候補で、レーヴが言うようにウイングのポジションは層が厚くなってきている。

この世代交代で再び世界の頂点に立てるのか。世代交代に動いているのはドイツも同じで、今の両チームはチャレンジャーとしてネーションズリーグと来夏のEURO2020へ臨むことになる。

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