日本の10番・中島翔哉が持つ“4人”だけの数字 ポルトガルで主役になれる才能

FCポルトの中島 photo/Getty Images

今季は残念な結果に終わったが……

日本代表の新10番はどこまで成長するのだろうか。

今季開幕当初、ポルトガルの超名門FCポルトへ移籍したFW中島翔哉には特大の期待がかけられていた。10番を任せたポルトはもちろん、日本のサッカーファンも中島にさらなるステップアップを求めていたはずだ。

ところが、ポルトでの1シーズン目は苦い結果に終わってしまった。戦術面の適応に苦戦するシーンも見られ、リーグ戦ではまさかのノーゴール。しかもシーズン終盤にはクラブとの関係悪化まで噂されることになり、中島の今後は大丈夫かと不安になったファンも多いはず。
それでも、中島の能力が衰えたわけではない。ポルトは今も中島を構想に入れてくれているようだが、中島を信頼したくなる理由があるのだ。

それはポルティモネンセ時代の圧倒的なパフォーマンスだ。2017-18シーズンをポルトガルのポルティモネンセで過ごした中島は、リーグ戦で10得点12アシストの成績を残した。

データサイト『Opta』によれば、ポルトガル国内リーグにおいてリーグ戦二桁得点&二桁アシストを記録した選手は2010-11シーズン以降では4人しかいないという。そのうちの1人が中島なのだ。

残る3人はベンフィカで活躍したFWジョナスが2015-16シーズンに32得点14アシスト、同じくベンフィカで活躍するMFピッツィが今季18得点14アシスト、そして今マンチェスター・ユナイテッドで大ブレイクしているMFブルーノ・フェルナンデスがスポルティング・リスボン時代の2018-19シーズンに20得点13アシストの成績を残している。

いずれもポルトガル国内リーグではスタープレイヤーであり、中島は彼らと同じ領域に達した数少ないプレイヤーの1人というわけだ。期待されるのは当然だろう。

戦術理解が進み、再びポルトがチャンスをくれればインパクトを残すことはできるはず。森保ジャパンの三銃士とも言われる中島、南野拓実、堂安律はやや新天地で苦労しているところがあるが、来季は3人揃っての大暴れが見たい。

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