ミランはいつまで同じことを繰り返すのか 噂の新体制に物申す名将

かつてミランなどを率いた名将カペッロ氏 photo/Getty Images

ピオリ体制の続投を望むカペッロ氏

これまで様々な名門クラブを率いてきた名将ファビオ・カペッロ氏が、噂されている古巣ACミランの新体制について口を開いた。

近年苦しい戦いを強いられ、スクデット争いに絡めないだけでなく、欧州コンペティションへの出場権を獲得できないことも珍しくないミラン。積極的に補強を行ったり、監督交代を繰り返したりしているが、なかなかかつての輝きを取り戻すことが出来ず。今季も前半戦の苦戦が響き、32試合消化した時点で7位に沈んでいる。

ただ、昨年10月に指揮官に就任したステファノ・ピオリ監督のもとで、ミランは徐々に改善されつつある。今年に入ってここまで15試合を戦い、8勝5分2敗。ラツィオ(3-0)、ユヴェントス(4-2)、ナポリ(2-2)との連戦があったが、6月下旬の中断明けからは未だ黒星がいない。

この結果を見れば、2021年までの契約を結んでいるピオリ監督の来季続投は堅そうに見える。しかし3月頃から、元ライプツィヒの指揮官で、現在は『レッドブル・グループ』のスポーツ部門兼サッカー開発部門を統括するラルフ・ラングニックの招聘がしきりに報じられ、すでにミランの新指揮官(テクニカル・ディレクターとの兼任)への就任が内定に至っているとの噂もある。2014年にマッシミリアーノ・アッレグリが退任して以降、この6年間で8名もの指揮官がチームを率い、周囲から「監督をコロコロ変えすぎだ」や「我慢が足りない」との声もあるミランだが、今夏も指揮官を交代しようとしている。まさに「中途半端にチームを育ててはリセット」を繰り返している状況だ。

カペッロ氏もこの負のサイクルを危惧しているのかもしれない。伊『Rai Rasio』で、就任が噂されるラングニック氏について「私は彼のことをよく知らない。彼は興味深いことをしてきたようだけど、ドイツでのことはさほど重要ではないんだ。なぜなら、彼は知らないリーグへやってくるのだからね」とコメントした。

その上で、再び同じことを繰り返そうとしている古巣ミランへ「ミランはもう一度ゼロからやるつもりだ。彼らはもう1シーズン捨てることになるんじゃないかな。ピオリはこれまで見られなかったメンタリティをグループにもたらしていた。ミランはこの道のりを進み続けるべきだったと、私は思っているよ。2つ、3つの大きな契約もあり、彼は競争力をのあるチームを持つことが出来ていた」と述べている。やはりチームを再建するためには、すぐに監督を見切るのではなく、継続性と多少の我慢は必要かもしれない。

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