意外と知らないサラーの“エジプト時代” 「苦しんでいたね」

今では誰もが認めるスーパースターとなったサラー photo/Getty Images

サラーが理想としていた男が語る

今やすっかりサッカーファンの間では、世界屈指のストライカーとして認識されるようになったリヴァプールのエジプト代表FWモハメド・サラー。2017-18シーズン、2018-19シーズンと2季連続でプレミアリーグ得点王に輝いた彼の名前を知らないファンはもはやいないと言ってもいいだろう。

とはいえ、サラーは最初からスターだったわけではない。ゴールスコアラーとして覚醒したのはリヴァプール移籍以降。それまではバーゼルやチェルシー、フィオレンティーナ、ASローマと渡り歩き己の技術を磨いていた。イングランドでのブレイクはこの頃の経験があってのものだろう。ローマ時代にはフランチェスコ・トッティとシュート練習をしていたなどの逸話も残っている。

だが、サラーがエジプト時代にどんな選手だったかという話はあまり聞かないのではないだろうか。ユース時代を過ごしたアラブ・コントラクターズに在籍していたのは2012年まで。当時20歳でバーゼルへ移籍しているだけに無理もないか。

しかし、かつてエジプトリーグでプレイした元ガーナ代表FWエリク・ベコエ氏は当時のサラーを今でも鮮明に覚えている様子。ガーナ『Nhyira FM』に対して、同氏は若き日のサラーについて次のように語っている。

「私はエジプトではスターだったんだ。多くの若いエジプト人選手たちは、私のようになりたがっていたよ。そして、サラーも私をお手本にしていたと聞いてる。私がペトロジェットでプレイしていた頃、サラーはコントラクターズのユースチームにいたけどね。あの頃のサラーはまだ左ウインガーだった。ゴールを狙うために非常に攻撃的だったよ。でも、なかなか得点を奪うことができなくて苦しんでいたね。でもある日、一人のコーチが彼を推薦して、バーゼル移籍が実現したんだ。エジプトからステップアップできたのはそれがキッカケだね」

サラーもまた、エジプトリーグで活躍する自身を理想とする若者の一人だったと話したベコエ氏。少し意外かもしれないが、生まれ育った母国リーグで活躍する選手に憧れを抱くのは当然のことだろう。

エジプト時代には少し苦労していたようだが、欧州行きをキッカケに世界最高級ストライカーへの道を切り拓いてみせたサラー。あまり語られることの少ない時期だが、当時の経験も今の彼を支えているはずだ。

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