ユヴェントスFWクリスティアーノ・ロナウドが危険なゴールマシーンに変化するうえで大きかったのが、空中戦を支配する能力を身につけたことだ。
ロナウドは華奢だった体を鍛え上げ、相手DFをパワーでねじ伏せられるモンスターへと変化。さらにパワーだけでなく、ヘディングの技術を磨いたことがゴール量産へと繋がった。ベテランとなった今、ロナウド最大の武器はヘディングと言ってもいい。
英『The Times』によると、チェルシーやマルセイユでプレイした元アイルランド代表FWトニー・カスカリーノ氏も以前からロナウドのヘディングの技術を絶賛していた。
「ロナウドはヘディングでゴールを狙える範囲の広さが素晴らしい。彼はユナイテッドでのトリッキーなウイングとのイメージを変えるべく本当にハードワークした。ヘディングのレベルを引き上げたし、異なるタイプのヘディングをマスターしたんだ」
上半身を鍛え上げたことで空中で止まっているようにも見えるボディバランスを手に入れ、ヘディングのシュートスピードも徹底的に高めた。
191cmのカスカリーノ氏もヘディングには自信があったようだが、ロナウドのレベルはその上をいくと称賛している。
ロナウドは180cm台後半のサイズとなっているため、極端に背が高いわけではない。しかしジャンプ力が圧倒的で、クロスの質やポジショニングによってヘディングのタイプを使い分けることもできる。その精度と身体能力は35歳になった今も全く衰えていない。
サッカー史に残るヘディングモンスターと言っても大袈裟ではないだろう。
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