チェルシー移籍でキャリアは狂った? “奇跡のレスター戦士”は何を思う

現在はアストン・ヴィラにレンタルされているドリンクウォーター photo/Getty Images

「後悔はしていない」

レスター・シティが奇跡のプレミアリーグ制覇を成し遂げた際の主力だった男も、今やすっかり忘れられた存在となってしまった。チェルシーからアストン・ヴィラにレンタル移籍中のMFダニー・ドリンクウォーターのことである。

レスターで積み上げた実績を引っさげ、2017年夏に強豪チェルシーへと念願のステップアップを果たしたドリンクウォーター。しかし、ロンドンで彼が送った時間はとても幸せと呼べる代物にはならなかった。在籍2年半で同クラブにおける出場はわずか23試合。フランク・ランパード監督からは構想外とみなされており、今季はバーンリーとアストン・ヴィラにレンタルされている。

しかし、そのレンタル先でも出場機会を掴むことはできず。今、ドリンクウォーターのキャリアは低迷の真っ只中と言える。たまに名前を聞いたと思えば、それはピッチ外でのトラブルによる警察沙汰など。トップクラブのスターとなることを夢見ていたはずが、チェルシー移籍によってキャリアが狂うこととなってしまった。とはいえ、本人はチェルシーへ移籍したことを後悔はしていないようだ。
「何回か言っているけれど、後悔などはしていないよ。だけど、あの移籍を通じて僕はいろいろなこと学び、理解することができた。コンディションがパフォーマンスに与える影響なんかは特にね。悔しく感じないように努めてはいるけれど、本当に学習したよ。レスターを発った後に、自分が思ったほどうまくいかなかったのは事実だ。でも、チャンスはもう少し与えられるべきだと感じたかな」

自身のInstagramアカウントで行ったライブ配信にて、ドリンクウォーターはこのようにチェルシー行きの決断を振り返っている。終わったことを今更ネガティブに思い出しても仕方がない。そんなスタンスか。

現在かなり苦しい時期を過ごしているドリンクウォーターだが、はたしてこの30歳がここから華麗なる復活を遂げることはあるのだろうか。大逆襲に期待したいところだが……。

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