次はサンチョ&ハーランドだ スーパースターを“買うのではなく育てる”流儀

ドルトムントのハーランド&サンチョ photo/Getty Images

ドルトムントの発掘力は今も健在

「スーパースターを買うのではなく、作るんだ」

英『BBC』によると、こう語ったのはドルトムント一筋を貫いたOBのラース・リッケンだ。ドルトムントといえば優れたポテンシャルを秘めた若手を発掘する術に長けており、近年もヒット補強を連発している。

例えばジェイドン・サンチョだ。ドルトムントですっかりワールドクラスのアタッカーと評価されるようになったサンチョには、プレミアリーグの強豪クラブが関心を示している。仮に手放すとなれば、移籍金は1億ユーロを超えてくるだろう。ドルトムントはサンチョを700万ユーロ程度で獲得したと言われているため、高額な売却益を手にすることになる。
これはサンチョに限ったことではなく、近年ドルトムントが手放してきたFWウスマン・デンベレやFWピエール・エメリク・オバメヤンも同じだ。安価で獲得し、高額な移籍金で売却する。これがドルトムントのやり方なのだ。

「デンベレとオバメヤンはドルトムントに来た時スーパースターではなかった。我々が彼らをスーパースターにしたのだ。これはクラブにとって重要なことだ」

リッケンもこのようにコメントしており、彼ら2人もドルトムントで特大の評価を得ることになった。

今冬にはザルツブルクからFWアーリング・ハーランドを獲得し、アメリカからやってきた17歳のMFジョバンニ・レイナもブレイクし始めている。すでにハーランドには近い将来のビッグクラブ移籍案が浮上しており、移籍する際には高額な移籍金が必要となるだろう。

レイナもアメリカ代表の先輩MFクリスティアン・プリシッチのような存在へ成長できれば、数年後にビッグクラブから引き抜かれることになるかもしれない。ドルトムントは今後も若きスーパースターを次々と育成していくことになるはずで、彼らのタレント発掘力は今後も注目を集めるだろう。

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