来季、マンチェスター・ユナイテッドのゴールマウスは誰が守っているのだろうか。イングランド名門の守護神選びに波乱の予感だ。
現在マンUで正守護神の座についているのはスペイン代表GKダビド・デ・ヘアだ。かつては“世界最高級GK"との呼び声も高かった同選手。しかし、彼は昨季から低調なパフォーマンスが目立ち始め、今季も何度か凡ミスを犯している。これを受け、ファンからは守護神交代を求める声もあがり始めた。
そんな中、デ・ヘアの後継者候補として期待されているのがイングランド代表GKディーン・ヘンダーソン。この22歳はレンタル先のシェフィールド・ユナイテッドでレギュラーポジションを獲得しており、今季早くもリーグ戦8試合でクリーンシートを達成。ここまでプレミアリーグで6位と快進撃を見せるチームを最後方から支えている。実力は申し分ないだろう。
急成長を見せるヘンダーソンであれば、デ・ヘアとポジションを争うことも可能なはず。いきなりシーズンを通してゴールマウスを任せることは厳しいかもしれないが、マンUとしてはひとまず両者を競わせながらGKのレベルを上げていきたいところ。しかし、この若き守護神は一刻も早くマンUのレギュラーポジションが欲しいのか、強硬姿勢に出る可能性があるという。
そう伝えたのは英『Daily Mail』だ。同メディアによると、ヘンダーソンはマンUが自身を絶対的守護神と認めない限り、チームには戻らないとの考えを持っているようだ。すでに彼は近しい間柄の人々にはその意向を明かしている様子。これが事実であれば、マンUにとっては少々難しい状況になりつつあるかもしれない。
今季開幕前から「僕はマンUでプレイすべき選手」と豪語していたヘンダーソン。これ以上は待てないということか。もしマンUがヘンダーソンを選ぶこととなれば、デ・ヘアの退団は避けられないだろう。はたして今夏、彼らはどちらの守護神を選ぶこととなるのだろうか。究極の2択がマンUを悩ませることとなりそうだ。
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