リヴァプールを勝利へ導く“必殺仕事人” 窮地を救うブラジル代表FWの得点力

ここぞの場面で決定的な仕事をするフィルミーノ photo/Getty Images

今季全得点の半数以上が決勝点

リヴァプールが苦しい試合展開を強いられている時に最も頼りになる男といえば誰か。おそらく、ほとんどの人はエジプト代表FWモハメド・サラーやセネガル代表FWサディオ・マネを思い浮かべることだろう。彼らは昨季のプレミアリーグ得点王。期待するのも当然だ。

しかし、リヴァプールにはこの2人の他にもここぞの場面で貴重な一発を決めることができるストライカーがいる。ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノだ。CFの選手ながらも中盤に降りてビルドアップに参加したり、サラーとマネのためにスペースを開ける動きを繰り返したりと献身的な動きが光る同選手。そのため、前述のウイング2人よりも得点のイメージが薄れてしまう彼だが、衝撃の統計が明らかとなっている。

それは今季決めた決勝点の多さだ。ここまでフィルミーノは公式戦で10ゴールを挙げているのだが、英『GIVE ME SPORT』によると、そのうち実に6ゴールがその試合の決勝点なのだという。2019-20シーズン絶好調なリヴァプール。彼らの快進撃はこのFWの勝負強さによって支えられている部分も非常に大きい。
今季、重要な場面で決定的な仕事を数多くやってのけているフィルミーノ。さらに面白いのは80分以降に奪った得点も5ゴールあるということだ。試合時間の大半で両ウイングのサポート役に徹しながらも、終盤の切羽詰まった状況では自身の得点能力を存分に活かす。90分間でそのスタイルを自由自在に変化させる彼は、まるでカメレオンのようなストライカーと言ったところか。

リヴァプールにいる“必殺仕事人”。これからも同点、ビハインド時の最終局面でこのFWは最高級の輝きを放ってくれることだろう。ブラジル代表FWの鮮やかなプレイからは今後も目が離せない。

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