リヴァプールDFコナテはレアルが欲しがるCBなのか 今季の不調で評価は変わりつつある「そうしたチームにふさわしいとは言い難い」

リヴァプールでプレイするコナテ photo/Getty Images

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リヴァプールでの4年間を総合的に評価するなら……

開幕から調子が上がらず、現在プレミアリーグ12位に沈む昨季王者リヴァプール。そのチームで厳しい評価を受けている選手の1人がDFイブラヒマ・コナテだ。

コナテは昨季フィルジル・ファン・ダイクの相棒としてチームのリーグ優勝に貢献することになり、レアル・マドリードからの関心が噂されるほど評価が上がった。リヴァプールとの契約が今季限りとなっているため、レアル入りが既定路線との見方もある。

しかし、今季のコナテのパフォーマンスにはレアルも疑問があるのではないか。昨季のパフォーマンスは安定していたが、英『Teamtalk』はキャリア全体を通して見れば不安定なところがあると指摘している。
「コナテはもう移籍の意思を固めているのだろうか。マドリーやバイエルンといったクラブへの移籍の噂は絶えないが、今のパフォーマンスを見る限りそうしたチームにふさわしいとは言い難い。今季のコナテは苦戦を強いられており、仮に今夏チームがクリスタル・パレスからDFグエーイを獲得していた場合、コナテは先発から外れていただろう。今季はチーム全体のパフォーマンスが低下しており、コナテは問題の一人と見られている」

「0-3で敗れた前節N・フォレスト戦でのコナテはタックル成功が僅か1回、インターセプトは0だ。スロットは後半開始から10分後に彼を下げたが、これは当然だったと言える。厳しいかもしれないが、リヴァプールは2021年に加入したコナテから期待していたものを得られていないとも言える。最初の2シーズンはシーズンの半分も稼働できず、3シーズン目も22試合に出場しただけだ。実質レギュラーを掴んだのは昨季からだ。4年前にリヴァプールは今後何年もチームを牽引してくれるであろうトップクラスのセンターバックを獲得したと思ったはずだが、今ではどうだろうか」

実際にコナテは加入初年度の2021-22シーズンはベンチを温める機会が多く、続く2022-23シーズンは怪我で離脱していた期間が長かった。2023-24シーズンも怪我で出遅れ、スタメン固定とはならなかった。

昨季のパフォーマンスは安定しており、194cmのサイズを活かしたプレイはパワフルではある。26歳と中堅世代であることも魅力だが、昨季の1シーズンだけで全てを判断することも出来ない。来夏フリーで獲得できるのは大きいが、それでも今季のパフォーマンスは冷静に分析した方が良さそうだ。



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