“自由の翼”手に入れた23歳が止まらない 覚醒のキッカケとなった出会いとは

今季ブンデスで得点を量産しているヴェルナー photo/Getty Images

新指揮官が翼を授ける

ドイツきっての若手ストライカーは、“ブンデス最年少監督”の下でさらなる成長を遂げたのか。RBライプツィヒに所属するドイツ代表FWティモ・ヴェルナーが充実のシーズンを送っている。

同選手がここまでリーグ戦で積み上げている得点数は実に18ゴール。ブンデスリーガではバイエルン・ミュンヘンに所属するポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキが披露している異次元のパフォーマンスに注目が集まりがちだが、ヴェルナーはそのレヴァンドフスキを1ゴール差で猛追している。彼もまた、評価されて然るべき選手だろう。かねてより評価は高かったが、今季はさらに覚醒した印象だ。

では、なぜこの23歳は今季さらに一皮剥けたのか。その要因として一番大きかったのは、今季就任したユリアン・ナーゲルスマン監督との出会いだったとヴェルナー本人は話す。
「僕はナーゲルスマンの下で、より何でもできる選手になった。今季はいろいろなポジションでプレイしているんだ。これまでのように純粋なストライカーとしてだけでなく、ドルトムント戦では左や右といったサイドの役割も任された。時には10番の位置に入ることもあるね」

ヴェルナーがこのように語ったことをブンデスリーガ公式サイトが伝えている。ナーゲルスマン監督が就任し、ポジション的な自由を与えられたことこそが好調の要因だったようだ。圧倒的なスピードが持ち味の彼が縦横無尽にピッチを駆け回る。相手DFとしては対応に苦慮することは間違いない。

指揮官交代によって、“自由の翼”を手に入れたヴェルナー。今季のレヴァンドフスキに対抗できるのは、もはやこの男しかいないだろう。はたして、この若きストライカーは最終的にどこまで得点数を伸ばしてくるか。23歳のゴールラッシュはこれからも止まらなそうだ。

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