現在プレミアリーグで開幕から無敗を継続し、首位を独走しているリヴァプール。その中で不動の右サイドバックとして存在感を放っているのがイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルドだ。
爆発的な攻撃力で右サイドを支配する彼は、まだ21歳ながらチームにとって必要不可欠な存在。高いキック精度を生かしたクロスやプレイスキックで幾度となくチャンスを演出している。
昨季はそのチャンスメイク能力を存分に発揮し、驚異の12アシストを記録したA・アーノルド。そんな彼には各方面から称賛の声が集まる。今季もここまで公式戦アシストを記録しており、存在感は依然として絶大だ。「現プレミア最高の右SB」と言っても過言ではないだろう。
しかし、ユルゲン・クロップ監督はA・アーノルドがここまで優秀な選手に成長したことをサプライズと感じているようだ。英『Daily Mail』によると、現地時間21日に行われるクラブ・ワールドカップ決勝のフラメンゴ戦前の会見にて、同監督はこの21歳について次のように語っている。
「A・アーノルドのことは17歳の時から知っていた。大きな才能を持っているとは思っていたけれど、フィジカル的な観点から正直大成するかはわからなかった。でも今となっては、彼はマシーンのようになっているね。ビッグサプライズだよ」
線の細いA・アーノルドが激しいフィジカルバトルが繰り広げられるプレミアで通用するか、当時のクロップ監督の頭の中にはそんな懸念もあったか。しかし、このヤングスターは今やプレミアでも最高級の“アシストマシーン”に成長した。良い意味で予想に反するパフォーマンスを見せてくれている若者に、指揮官も満足しているようだ。
アシストを量産し続ける若き右サイドバック。A・アーノルドはこれからもクロップ・リヴァプールに欠かせない存在として、精度の高いキックを披露し続ける。
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