マンCに入りたい メンディの心が揺れ動いたモナコとの激闘2連戦

マンCのメンディ photo/Getty Images

エティハドの空気に魅了

マンチェスター・シティのサポーターにとっては苦い記憶かもしれないが、DFバンジャマン・メンディにはマンCに移籍したいと感じた特別なゲームがある。

壮絶すぎる打ち合いとなった2016-17シーズンのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦だ。マンCはモナコと対戦したのだが、この時はメンディもモナコの一員だった。

当時のモナコにはラダメル・ファルカオ、キリアン・ムバッペ、ファビーニョ、ベルナルド・シウバなど質の高い選手が揃っており、マンCとも互角の戦いに。マンCはホームで行われた1stレグで5-3の勝利を収めたものの、敵地での2ndレグは1-3で落としてしまった。
欧州でダークホース的存在となっていたモナコはマンCをも呑み込み、アウェイゴールの差でベスト8入りを決めたのだ。クラブ公式によるとメンディはこの2連戦でマンCに強い衝撃を受けたようで、ホームスタジアムの雰囲気もあって移籍したいと感じるようになったと明かしている。

「最初にシティへ行きたいんだと分かったのは、モナコの一員として彼らと戦った時だ。エティハド・スタジアムで僕たちは負けたけど、雰囲気は熱かった。試合後にはデ・ブライネとも話をして、シティへ移籍したいと伝えたんだ。ゲームには負けたけどハッピーだった。雰囲気など全てがね」

そして2017年夏、メンディはベルナルド・シウバとともにマンCへ向かうことになる。怪我続きで満足なイングランド生活とはなっていないが、エティハドでプレイするのはメンディの夢となっていたのだろう。

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