イカルディ、過去にレアル移籍を目指していた!? 失敗した理由とは

今季、チャンピオンズリーグでレアルと対戦していたイカルディ photo/Getty Images

イカルディとワンダ・ナラ氏の性格を懸念

パリ・サンジェルマンに所属するアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディは、かつてレアル・マドリードへの移籍を希望していたようだ。

2013年にインテルへ加入し、長きにわたりチームのエースストライカーとして活躍してきたイカルディ。2度のセリエA得点王に輝いたほか、2015-16シーズンからはキャプテンを任されるなど、インテルで必要不可欠な存在となっていた。しかし、昨季半ばに様々な問題でクラブと衝突し、出場機会が激減すると、今夏にチームの新指揮官に就任したアントニオ・コンテのもとでも構想外に。移籍期間終了間際にPSGへレンタル移籍を決断した。ただ、フランスでもイカルディの得点能力は健在で、ここまで公式戦12試合に出場し、10ゴールを挙げる活躍を見せている。

そんなイカルディにはこれまでいくつかのクラブが興味を示し、レアル・マドリードへの移籍の噂もあった。ただ、レアルがイカルディの獲得を狙っていたのではなく、イカルディがレアルへの移籍を目指していたのかもしれない。スペイン『MARCA』によると、妻で同選手の代理人を務めるワンダ・ナラ氏が、2017年と2018年の2度にわたって、レアルへイカルディを売り込んでいた模様。しかし、同クラブの会長を務めるフロレンティーノ・ペレス氏は、イカルディとワンダ・ナラ氏の両方の性格に懸念を抱いていたため、交渉が成立することはなかったという。
この決断が正解だったのか、不正解だったのかはわからないが、フランスやチャンピオンズリーグでの今季の活躍を見ると、十分にスペインでもイカルディの得点能力は通用していたかもしれない。

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