「PSGには行きたくなかった」 カンテが母国の強豪行きを拒否した理由

チェルシーに必要不可欠な選手となっているカンテ photo/Getty Images

ロシアW杯後に関心寄せられた過去

2015-16シーズンにレスター・シティの“奇跡の優勝”に大きく貢献し、現在はチェルシーでプレイしているフランス代表MFエンゴロ・カンテ。同選手はチェルシー移籍初年度の翌2016-17シーズンにもプレミアリーグで優勝を果たし、個人として2連覇を達成した。豊富な運動量や高いボール奪取力でチームを支え、一躍スターの仲間入りを果たした守備職人。今では「世界最高級MF」として名を馳せている。

そんなカンテを欲しがるクラブは多い。先日はスペインの強豪レアル・マドリードが彼の来夏獲得を目指す可能性も現地メディアによって伝えられた。しかし、レアルよりも前にカンテ獲得に本格的に動いていたクラブがある。

それはカンテの母国であるフランスのパリ・サンジェルマンだ。英『Daily Mirror』によると、同クラブは2018年夏に行われたロシアW杯後に、この守備職人にアプローチをかけていたという。では、なぜカンテはその誘いを断ったのか。本人がその理由を明かしている。
「どこに行きたいか、分からなくなることがある。でも、自分が何を持っているかはわかっているよ。僕はチェルシーにいて、そこにいてよかったとわかったんだ。PSGには行きたくなかった。それはスポーツ的な選択だったね。ロンドンでのプロジェクトは気に入っているよ。だから、ここにいることができて幸せなのさ」

どうやら、カンテはチェルシーで過ごす時間に満足しているようだ。この口ぶりや彼の誠実な人柄から、レアル移籍もよほどのことがない限り今後成立することはないか。チェルシーで幸せを掴み取っているカンテ。これからもこの守備職人は、ロンドンの地で活躍を続けることとなりそうだ。

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