現在マンチェスター・ユナイテッドで活躍するセンターバックのハリー・マグワイア、リヴァプールで世界トップレベルの左サイドバックと評価されるまでに至ったアンドリュー・ロバートソン、レスター・シティの最終ラインを束ねるベテランのジョニー・エヴァンス、ザルツブルクで大ブレイクする19歳大型FWアーリング・ブラウト・ハーランド。
この4選手の獲得をプレミアリーグのエヴァートンにオススメしていた人物がいる。レスター・シティでも敏腕スカウトとして注目を集め、エヴァートンのFDを務めたスティーブ・ウォルシュ氏だ。
英『The Athletic』によると、同氏はまだマグワイアとロバートソンがハル・シティでプレイしていた際にエヴァートンへ獲得を勧めたという。しかし、エヴァートンは動かなかった。マグワイアは2017年夏にハルの降格を受けてレスターへ移籍し、そこで大きく評価を高めることになった。あのタイミングでエヴァートンが引き抜いていれば、大きな戦力になったことだろう。
「私がエヴァートンにいた時、私はロバートソン、マグワイア獲得を勧めた。2人合わせても2000万ポンドの価値だったんだ。しかしエヴァートンは動かなかった。レスターへ向かったエヴァンスも勧めたが、またもエヴァートンは動かなかった」
同氏はこのようにコメントしている。同じく現ザルツブルクFWハーランドについてもウォルシュ氏がアプローチをかけていたようだが、こちらも実現はせず。今やハーランドは欧州複数の強豪クラブが目をつける注目株へと成長している。
全ては結果論だが、これだけの実力者を逃してしまったのは痛い。FWシェイク・トスン、DFマイケル・キーン、ジェリー・ミナなど近年のエヴァートンは積極的な補強を続けてきたが、思うような結果は出ていない。
現在もプレミアリーグ15位に沈んでおり、エヴァートンのサポーターは複雑な思いを抱えているのではないだろうか。今季も開幕前の期待は高かったが、完全に出遅れている。
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