あのプジョル氏も来場 『ダノンネーションズカップ2019』の優勝チームがついに決定

RCDEスタジアムを訪れたプジョル氏

日本代表もスペインで奮闘

現地時間12日、世界27カ国が参加したU-12の世界一を決めるFIFA公認の国際サッカー大会『ダノンネーションズカップ2019』の決勝戦ならびに順位決定戦がスペインで開催された。

同大会の会場となったのは、リーガ・エスパニョーラに所属するエスパニョールのホームスタジアムであるRCDEスタジアムだ。日本からは男子日本代表としてヴァンフォーレ甲府 U-12が、女子日本代表として千葉中央FC U12ガールズが出場した。

ヴァンフォーレ甲府 U-12は、グループリーグを1勝2敗1分けの4位で通過すると、順位決定トーナメント1回戦ではセネガル代表、続く順位決定トーナメント2回戦ではドイツ代表と対戦した。さらに11位・12位決定戦では、ウルグアイ代表の粘り強い守備に苦しめられるも、チーム全員で一致団結して戦い抜き、1-0で勝利。最終的に世界第11位で大会を終えている。
一方、女子日本代表の千葉中央FC U12ガールズは、南アフリカ、イタリア、フランスと予選リーグで同組に。ホーム&アウェイ方式の中、2勝2敗2分けの2位で予選リーグを通過した。そしてアルゼンチン代表との3位決定戦では、奮闘するも0-2で敗戦。8チーム中4位という結果になった。ただ、今大会でのフェアプレイ賞では、男女ともに日本代表チームがトップ3に輝いている。

日本の代表として、最後まで諦めずにプレイするん選手たち

なお、2000年からスタートし、今大会が記念すべき20回目となる男子大会では、メキシコ代表が決勝戦でスペイン代表をPK戦の末に下し、見事優勝。女子大会は、地元のスペイン代表が組織力の高さを存分に発揮し、初優勝を勝ち取っている。

また、会場には世界大会のアンバサダーとして、現役時代にスペイン代表やバルセロナで活躍し、キャプテンとしてチームに数々の栄冠をもたらした英雄カルレス・プジョル氏も来場。参加した選手たちと積極的に交流を深め、アンバサダーとして大会を盛り上げていた。

大会終了後、インタビューに応じたプジョル氏は「実際にプロも試合をしている国際的にも有名なRCDEスタジアムで、若く才能のある多くのプレイヤーを見ることができた。一人ひとりの選手が献身的に試合に臨む姿はとても印象的だった。様々な人生を歩んできた子どもたちが、サッカーという情熱的なスポーツを通して一つになれたことが、最も重要なことだと考えている。フェアプレイと仲間へのリスペクト、そしてサッカー以外の多くの経験やより良い社会に向けての国際交流といった考え方を育むこのトーナメントに参加でき、私自身とても誇りに思っている」と述べていた。

次回の『ダノンネーションズカップ2020』開催国は、インドネシアに決定している。

日本代表の試合結果は以下の通り

○日本代表・男子(ヴァンフォーレ甲府 U-12)
GS第1試合:対ルーマニア代表 2–3 ●
GS第2試合:対オランダ代表 2–1 ○
GS第3試合:対アルジェリア代表 0–1 ●
GS第4試合:対エジプト代表 1–1 △
順位決定戦 第1試合:対セネガル代表 2–0 ○
順位決定戦 第2試合:対ドイツ代表 0–1 ●
11位・12位決定戦:対ウルグアイ代表 1–0 ○

最終順位:第11位

○日本代表・女子(千葉中央FC U-12 ガールズ)
・1stレグ
GS第1試合:対南アフリカ代表 8–0 ○
GS第2試合:対イタリア代表 1–1 △
GS第3試合:対フランス代表 1–2 ●
・2ndレグ
GS第4試合:対南アフリカ代表 6–0 ○
GS第5試合:対イタリア代表 1–1 △
GS第6試合:対フランス代表 2–5 ●
3位決定戦:対アルゼンチン代表 0–2 ●

最終順位:第4位

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