清水の“グラウンダーFK”に世界も驚いた 得点王狙える男の意外性抜群キック[映像アリ]

清水エスパルスのドウグラス photo/Getty Images

サイズに似合わぬ意外なアイディア

今季のJ1では、外国人ストライカーの活躍が目立つ。14得点を挙げて得点ランク首位に立つ横浜F・マリノスのマルコス・ジュニオール、それを1点差で追うFC東京FWディエゴ・オリベイラ、そしてそのオリベイラと並ぶ13得点を挙げているのが清水エスパルスFWドウグラスだ。

出場時間ではマルコス・ジュニオール、オリベイラが2000分以上プレイしているのに対し、ドウグラスのプレイタイムは2000分に達していない。その中で13得点と奮闘しているのは評価されるべきだろう。184cmのサイズを誇るドウグラスは前線のターゲットとなる選手だが、ドウグラスの魅力は力強さだけではない。意外性と器用さも大きな武器なのだ。

エスパルスは19日にサンフレッチェ広島と対戦したが、ここでもドウグラスは意外性ある一撃を叩きこんでいる。前半31分にペナルティエリア手前でフリーキックを得ると、パワーショットと見せかけて壁の下を通すインサイドシュートを披露。工夫を施したセットプレイから得点を奪うことになり、広島のGK大迫敬介も対応が遅れてしまった。
このフリーキックをスペイン『as』まで取り上げている。このフリーキックのシーンではエスパルスの選手が2人壁の前で膝立ちとなり、GKの視界を隠していた。ボールがグラウンダーだったこともあり、大迫もボールの出どころが見えにくかったはずだ。チームとしてデザインされたセットプレイだったと言える。結局試合は後半に2点を奪われて敗れてしまったが、ドウグラスのアイディアある一撃は世界でも注目を集めたようだ。

得点ランクでは12得点を挙げているヴィッセル神戸FWダビド・ビジャと浦和レッズFW興梠慎三、横浜F・マリノスFW仲川輝人が4位につけており、得点王レースも混戦模様となっている。ドウグラスにもチャンスはあるが、残り5試合で抜け出すのは誰だ。


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