アーセン・ヴェンゲル氏はアーセナルを離れてからフリーの状態が続いているが、仮に指揮官へ復帰するならばどのチームが理想的なのか。なかなか結果が出ないミラン指揮官マルコ・ジャンパオロの後任候補に挙げる声もあるようだが、アーセナルOBレイ・パーラー氏の意見は違う。
英『METRO』によると、パーラー氏はひとまずプレミアリーグ復帰の可能性を捨てている。アーセナルで長期政権を築いたヴェンゲル氏がプレミアリーグの別のクラブを指揮する姿は想像できないようだ。例えばマンチェスター・ユナイテッドも苦戦を強いられているが、ヴェンゲル氏がマンUを指揮する姿も想像できないのだろう。
では、パーラー氏はどのクラブをプッシュするのか。ベストな行き先に挙げたのはパリ・サンジェルマンだ。チャンピオンズリーグ制覇を目標に掲げるパリでの挑戦も興味深いものとなるはずで、ヴェンゲル氏はアーセナル時代からフランス人選手を数多く起用してきた。フランスも面白いかもしれない。
そしてもう1つ、同氏が挙げたのは日本復帰案だ。ヴェンゲル氏は名古屋グランパスを指揮した経験を持っており、日本との繋がりは深い。指揮官でなくとも、ヴェンゲル氏が何らかの形で日本サッカーの発展に関わってくれるのであれば、日本のサッカーファンも歓迎するだろう。
「もしアーセンがプレミアに戻ったらビックリするよ。私は常に彼が日本へ戻ることになるかもしれないと考えていた。日本のリーグは常に進歩しているし、アーセナルに向かう前に彼は非常に良い時間を過ごしたからね。ただ、私にとってアーセンのベストな行き先はパリ・サンジェルマンだよ。完璧に合うだろう。プレミアのどのクラブに行くんだい?ユナイテッドに行くことはないよ。ランパードもチェルシーで良い仕事をしている。グアルディオラとクロップも動かないだろう。PSGか、日本復帰だよ」
ヴェンゲル氏はアーセナルで何かと批判されることもあったが、激戦のプレミアで常に上位争いへチームを導いてきた。その実績と経験は確かで、パリ挑戦と日本復帰のどちらも面白いプロジェクトになるだろう。
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