今夏にドルトムントを去った選手は今どうしているのか。今回そんな特集を組んだのは、独『Ruhr Nachrichten』だ。今夏のドルトムントはトルガン・アザールやユリアン・ブラントの獲得、マッツ・フンメルスの復帰など積極的な補強を見せたが、放出された選手も多かった。そんなドルトムント退団組はどのようなシーズンを過ごしているのだろうか。
例えばロシアのスパルタク・モスクワにレンタル移籍したFWアンドレ・シュールレだ。ドルトムント攻撃陣の豪華なポジション争いに敗れ、昨季もフラムにレンタル移籍していたシュールレはロシアの地でリーグ戦1得点2アシストを記録している。しかしチーム状況は不安定で、現在はリーグ戦4連敗中だ。ここまでは良いシーズンを送っているとは言えないだろう。
期待の若手では、これまで世代別スペイン代表でU-17欧州選手権制覇、U-19欧州選手権制覇など輝かしい実績を残してきている19歳のMFセルヒオ・ゴメスがスペイン2部のウエスカにレンタル移籍している。ドルトムントで出場機会を確保するのは難しいが、ウエスカではここまで7試合に出場しており、貴重な経験を積むことができている。このレンタルは双方にとって大きなプラスと言えるだろう。
そんな中でも圧倒的に高い評価を得たのがスペイン2部レアル・サラゴサへと移籍したMF香川真司だ。ドルトムントで愛された香川は、スペイン2部で圧倒的なクオリティを披露している。
「香川はスペインのサラゴサのスターだ。彼は7試合全てで先発出場しており、2得点を挙げてチームに貢献している。チームも7試合負けがなく、現在は勝ち点15で3位だ」
同メディアはこのように伝えており、今夏ドルトムントを離れた選手の中で香川は最も良いスタートを切ったと言えるのではないか。日本代表復帰の話題まで出ており、サラゴサ移籍はひとまず正解だったと見ていい。
今後も香川のパフォーマンスはドイツでも注目を集めるはずで、シーズンが終わった際に香川を放出しければよかったとドルトムントサポーターが悔やむような展開となれば最高か。
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