昨季チャンピオンズリーグを制したリヴァプールを支えるのは、7500万ポンドでサウサンプトンから獲得したDFフィルジル・ファン・ダイク、6700万ポンドでローマから獲得したGKアリソン・ベッカー、2017年夏に3430万ポンドでローマから獲得したFWモハメド・サラーといった選手たちだ。彼らの補強は大ヒットとなり、これが昨季のチャンピオンズリーグ制覇に繋がった。
これらの補強はリヴァプールの歴史に残るヒットとなるだろうが、さすがに実力者だけあってコストがかかっている。特にファン・ダイク、アリソン獲得にかかった費用は高額で、ビジネス的には大ヒットと言えないのかもしれない。
安価で獲得し、トップレベルのパフォーマンスをしてくれる選手がコスト的にも最高なのだが、今のリヴァプールにはフリーでやってきた実力者がいる。ファン・ダイクの相棒を務めるDFジョエル・マティプだ。
2016年の夏にシャルケからフリーで加入したマティプは、すっかりファン・ダイクの相棒で固定されるようになった。高さ、1対1の強さも申し分なく、このような実力派センターバックをフリーで獲得できたのは大きい。
英『Daily Mirror』によると、指揮官ユルゲン・クロップもマティプの補強がビジネス的にリヴァプール最高の補強の1つだったと絶賛する。
「ジョエルはいつだってインクレディブルなタレントだよ。彼は18歳の時にシャルケでプレイしていたけど、それは簡単じゃない。高額な移籍金がかかる世界でジョエルをフリーで獲得できたのは信じられないことで、ビジネス的に我々のベスト補強の1つだよ」
同じくフリーで獲得された選手ではMFジェイムズ・ミルナーも大きく貢献しており、高額移籍金で獲得された選手だけが今のリヴァプールを支えているわけではない。7500万ポンドのファン・ダイクとフリーのマティプとは何とも対照的なセンターバックコンビだが、マティプの補強はファン・ダイクやアリソンに負けないリヴァプール・ベスト補強の1つとなっている。
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