21日、セリエAではインテルとミランのミラノ・ダービーが行われる。伝統的な戦いで、今もセリエAで大きな盛り上がりを見せる特別なカードだ。しかし、以前のミラノ・ダービーは今よりずっと豪華なタレントたちが激突する世界最高レベルの戦いだった。
『90min』は伝統のダービーを前に、インテルとミランでプレイしていた選手たちでベストイレブンを作成している。いずれもミラノ・ダービーを盛り上げてきたレジェンドばかりで、タレントの豪華さは圧倒的だ。
GK
セバスティアーノ・ロッシ(ミラン)
ミランでセリエAを5回制したロッシは、黄金期を支えた絶対的守護神だった。イタリア代表では満足に活躍できなかったが、ミランではチャンピオンズリーグも制したレジェンドだ。
DF
ハビエル・サネッティ(インテル)
フランコ・バレージ(ミラン)
ジュゼッペ・ベルゴミ(インテル)
パオロ・マルディーニ(ミラン)
最終ラインはミランとインテルから2人ずつ選ばれている。サネッティはインテルで19年も活躍していた名手で、日本代表DF長友佑都も尊敬するサイドバックの1人だ。サネッティにインテルでの出場試合数記録を抜かれることになったベルゴミも、クラブにとって特別なセンターバックだった。センターバックながら10代からイタリア代表でも活躍した名手だ。
バレージとマルディーニはミランの歴史を語るうえで欠かせない。特にセンターバックと左サイドバックの両方をこなすマルディーニは史上最高のDFの1人と考えられ、チャンピオンズリーグを5回も制している。
MF
ウェズレイ・スナイデル(インテル)
ルート・フリット(ミラン)
カカー(ミラン)
中盤の選出は最終ラインに比べるとフレッシュだ。スナイデルとカカーは2000年台後半に活躍した選手で、スナイデルはインテルで3冠獲得を経験。カカーはバロンドールも獲得した。フリットも同メディアがミラン史上最も輝かしい時代に活躍した選手と称えており、1987年にはバロンドールも受賞した。
FW
アンドリー・シェフチェンコ(ミラン)
マルコ・ファン・バステン(ミラン)
ロナウド(インテル)
シェフチェンコとファン・バステンはミラン史上最高クラスの点取り屋だ。特にファン・バステンはバロンドールを3度も受賞。1987年にフリット、1988年と1989年がファン・バステンの連続受賞となっており、当時のミランがいかに強かったかが分かる。ミラノ・ダービーを戦った選手の中にバロンドール受賞者が複数いることこそ、このダービーの豪華さを証明している。
ロナウドはミランでもプレイしたが、やはり凄かったのはインテル時代だ。同メディアも恐ろしい存在だったと振り返っているが、当時のロナウドを止められるDFなど存在しなかった。所属期間はそれほど長くないが、それでもクラブにとって忘れられない選手だ。
当時に比べると今はややタレントが不足しているかもしれないが、特別な試合であることに変わりはない。順位など関係なく、両チームが勝利だけを求めて戦うスペシャルマッチのキックオフが近づいている。
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