マンチェスター・ユナイテッドは近い将来ビッグタイトルを狙えるレベルまで力を取り戻せるだろうか。先日クラブとの契約を2023年まで延長したGKダビド・デ・ヘアには、そんな迷いもあったという。
英『METRO』はなぜデ・ヘアがマンUに留まる決断を下したのかと特集しているが、大きかったのは指揮官オーレ・グンナー・スールシャールの存在だ。マンUは今夏にハリー・マグワイア、アーロン・ワン・ビサカとDFを2枚高額な移籍金を支払って獲得しており、改革の重要な一歩として守備力アップを重視していたのは間違いない。デ・ヘアもそのプランに欠かせぬ存在だったというわけだ。スールシャールは常にデ・ヘアとコミュニケーションを取ってきたようで、柱の1人として重要視してきた。
またスールシャールは、アシュリー・ヤング不在時にデ・ヘアを主将とする判断を下している。デ・ヘアは今季開幕3試合でキャプテンマークを任されており、ポール・ポグバやネマニャ・マティッチより優先されたこともデ・ヘアの決断に繋がったと同メディアは見ている。
今夏にはMFアンデル・エレーラがパリ・サンジェルマンにフリーで移籍しており、チームメイトとしてデ・ヘアも思うところはあったはずだ。マンUでタイトルを狙えるのか疑問もあっただろう。しかし、最終的にはスールシャールとマンUを選んだ。
「スールシャールは一夜にしてクラブを変える手立てはないことをデ・ヘアにはっきりさせている。しかし、来季にはメジャータイトルにチャレンジできることを保証している」
同メディアはこのように伝えているが、デ・ヘアもこのプランに賭けたということなのだろうか。スールシャールの考え通り、今季リーグタイトルを狙うのは難しい。来季に頂点を狙えるだけの戦力を整えられるのか。守護神の残留には成功したが、スールシャールの次なる一手は。
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