トッテナムFWハリー・ケイン、マンチェスター・シティFWセルヒオ・アグエロの2人はプレミアリーグで得点王を獲得した実績を持つワールドクラスの点取り屋だが、彼らでも達成したことがない記録が1つある。それは3シーズン連続のプレミア得点王だ。
ケインは2015-16、2016-17シーズンと2シーズン続けての得点王獲得は達成したものの、続く2017-18シーズンはリヴァプールFWモハメド・サラーにタイトルを奪われてしまった。そして今季、サラーに3シーズン連続のプレミア得点王獲得のチャンスがあるのだ。
サラーは2017-18シーズンに32得点、2018-19シーズンに22得点を挙げてプレミア得点王のタイトルを獲得している。今季も開幕3試合で3得点とまずまずのスタートを切っており、3シーズン連続の得点王獲得も狙えるターゲットだろう。
英『Squawka』も注目しているが、同メディアが3シーズン連続にこだわることには理由がある。それは過去にプレミアリーグで3シーズン連続得点王を獲得したのがアラン・シアラー氏、ティエリ・アンリ氏の2人しかいないからだ。
シアラー氏はブラックバーン、ニューカッスルとクラブを変えながらも1994-95シーズンから3シーズン連続で得点王を獲得。アンリ氏は2003-04シーズンから3シーズン続けて頂点に立っている。2人のレジェンドに続く点取り屋がいつ出てくるのか、同メディアはこれを楽しみにしているというわけだ。
とはいえ道のりは簡単ではない。今季はアグエロもすでに4得点を決めており、ケインも相変わらず脅威だ。さらにマンCのラヒーム・スターリングもここまで5得点を決めるなど、得点王レースに名乗りを上げている。サラーも30得点を上回るペースでネットを揺らしていかなければ得点王のタイトルには手が届かないかもしれない。
不安視されるのは、サラーのスロースターターな部分だ。昨季は22得点を挙げてサディオ・マネ、ピエール・エメリク・オバメヤンとともに得点王を獲得することになったが、序盤になかなか得点が生まれなかった。最初のリーグ戦10試合で5得点に留まり、これは理想的なペースとは言い難い。
同メディアは31日のバーンリー戦でサラーが得点を決められるかどうかに注目しているが、ロケットスタートを切ることができるのか。今季はシアラー氏、アンリ氏の記録に挑む特別なシーズンだ。
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