先日行われたレアル・ベティス戦では、バルセロナ所属の16歳FWアンス・ファティがクラブ史上2番目の若さでデビューを果たしたことが大きな話題を呼んだ。怪我人が出ていたとはいえ、バルセロナで16歳298日の選手がデビューするのは普通のことではない。
若ければ全て良しというわけではないが、スペイン『MARCA』はさっそく16歳でデビューを果たした過去のレジェンドたちを特集している。ファティは彼らレジェンドに続く存在となれるだろうか。
・ウェイン・ルーニー
マンチェスター・ユナイテッドで一時代を築く存在となったルーニーは、エヴァートンで2002年の8月に16歳と9ヶ月の若さでデビュー。当時は血の気も多い暴れん坊だったが、技術と得点力はすでに一級品だった。超早熟タイプの選手と言えよう。
・フランチェスコ・トッティ
ローマの王子様・トッティは1993年の3月に16歳と6ヶ月でデビュー。そこから移籍のオファーもあったようだが、最終的に2017年までローマ愛を貫くことになった。16歳から24年間も1つのクラブに忠誠を誓う選手は今後出てこないかもしれない。
・アンドレア・ピルロ
そんな王子様トッティとイタリア代表で2006ドイツワールドカップ制覇を経験した名司令塔も、16歳でブレシアの選手としてデビューを果たしている。その後はポジションを変えることにもなったが、ミランやユヴェントスで長きにわたって活躍した。
・アリエン・ロッベン
日本代表MF堂安律もフローニンヘンからPSVへとステップアップを果たしたが、これはロッベンと同じルートだ。ロッベンはフローニンヘンで16歳の時にデビューし、2年後にPSVへ引き抜かれている。そこでも結果を出し、チェルシー、レアル・マドリード、バイエルンとトップクラブを渡り歩いた。ロッベンも10代の頃から止められないアタッカーだったのだ。
・クラレンス・セードルフ
アヤックス、レアル、ミランの3クラブでチャンピオンズリーグを制したセードルフも、若い頃より天才肌の選手と評価されてきた。アヤックス在籍時の1992年に16歳と7ヶ月でデビュー。アヤックスでは黄金時代を築いた。
・エデン・アザール&キリアン・ムバッペ
現在欧州のトップを走る選手からはアザールとムバッペが紹介されている。アザールはフランスのリールでプレイしていた2007年にデビューを果たし、ここまで順調に成長を遂げてきた。やはりアザールほどの才能ともなれば、16歳の段階でトップチーム相手に違いを生み出せるのだろう。
ムバッペのブレイクは記憶に新しいが、2015年に16歳と11ヶ月でデビューを飾っている。すでにワールドカップ優勝も経験しており、恐ろしい速度で世界のトッププレイヤーの仲間入りを果たした。
ファティはまだ一歩を踏み出したばかりだが、アザールやムバッペのようにブレイクするのか。特別な才能を持っているのは間違いなく、数年後にレジェンドとなっていることに期待だ。
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