スターダムを駆け上がれ! トッテナムが確保した19歳の“NEXTベイル”

今夏フラムからトッテナムに加入したセセニョン photo/Getty Images

恩師が活躍に太鼓判

イングランドで“NEXTベイル”と称される19歳をご存知だろうか。今夏移籍市場最終日、フラムからトッテナムに加入したU-21イングランド代表MFライアン・セセニョンのことだ。

フラム下部組織出身のセセニョンは2016年に16歳ながらトップチームデビューを果たすと、瞬く間に主力に定着。昨季は公式戦38試合に出場した。そして、“NEXTベイル”と呼ばれる所以はそのポジション遍歴とプレイスタイルにある。元は左サイドバックの選手だったセセニョンだが、そのスピードをさらに活かすためポジションを前線に上げる。すると、攻撃的な才能が一気に開花。フィニッシュワークに優れた快速ウインガーとして、ビッグクラブにも一目置かれる存在となった。

そして今夏のトッテナム移籍。かつて同クラブに君臨したベイルの姿と重なるものがあるのは間違いない。同じストーリーを夢見る人が多いのも無理はないだろう。そんなセセニョンの新天地における成功に太鼓判を押す人物がいる。フラム時代の恩師であるスラビサ・ジョカノビッチ氏だ。
「ライアンには本当に競争力がある。私が彼についてよく覚えているのは、ゲームに対する集中力とハードワークだ。レギュラーに定着し始めた頃、彼は常に監督の言葉に耳を傾け、自らを改善することに熱心な姿勢を見せていたよ。彼に関して、準備ができていないなんて感じたことは1度もなかったね。私は彼がトッテナムで完璧にプレイし、より大きなキャリアを築くことも可能だと信じているよ。彼のプロキャリア1年目を共に過ごせたことはラッキーだったと思っているし、彼はそのパフォーマンスで我々に大きな恩恵をもたらしてくれた」

「彼はポチェッティーノという若い選手を成長させる方法を知っている監督のチームへ移籍した。それは今までよりも大きなステージを彼に提供するだろう。そういった意味でトッテナムは良い選択だ。セセニョンには大きな期待を寄せているよ。彼は改善し続けることができる男だということを私は知っているからね」

ジョカノビッチ氏がこのように語ったことを英『Daily Mirror』が伝えている。同氏の監督キャリアの中でも、セセニョンは特別思い入れのある教え子のようだ。

はたして2019-20シーズン、新たな挑戦を始めるこの19歳はトッテナムで輝きを放つことができるのだろうか。若者が一気にスターダムを駆け上がる瞬間を、我々は目の当たりにするかもしれない。

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