エールディヴィジで”サムライ旋風”巻き起こる! 東京五輪世代・大爆発の予感

トゥエンテの中村 photo/Getty Images

何とも頼もしい若手たち

今季オランダ・エールディヴィジで日本人選手が旋風を巻き起こすかもしれない。開幕節はそれを予感させるスタートとなった。

まず見せたのはフローニンヘンのMF板倉滉。マンチェスター・シティからのレンタル移籍でフローニンヘンに加わっている板倉は、今回の開幕節・エメン戦がデビューゲームだった。センターバックで先発した板倉は、終盤に絶妙なインターセプトを披露。板倉のプレイから決勝点が生まれることになり、フローニンヘンは白星スタートを切ることに成功した。

フローニンヘンといえば日本代表MF堂安律がエースとなっているクラブで、堂安のパフォーマンスは高い評価を受けてきた。板倉もそれに続いてほしいところで、東京五輪世代2人のステップアップにも期待したい。
それをも上回るインパクトを残したのは、昇格組FCトゥエンテに加わったFW中村敬斗だ。中村も19歳と東京五輪行きを狙える世代だが、中村はエールディヴィジを代表する名門チームの1つPSV相手に強烈なミドルシュートから得点を記録。PSVはまさかの昇格組トゥエンテ相手に1-1のドロー発進となり、中村はいきなり大仕事をやってのけた。2017-18シーズンに堂安が記録したリーグ戦9得点を上回る成績を狙えるだけの素質は備えているはずで、早々にブレイクすることになるかもしれない。

最後はAZに加わったDF菅原由勢。菅原はポジションを掴めるのか不安もあったが、開幕節からスタメン出場を果たした。菅原はあくまでDFの選手だが、83分にはストライカーのようなポジショニングから得点まで記録。オランダ『NH Nieuws』も最高のスタートと称えているが、チームも4-0と最高の結果を手にした。

東京五輪世代の若手選手たちによる頼もしいパフォーマンスの連続となっているが、この勢いを維持できるのか。今季はエールディヴィジを若きサムライたちが支配する時だ。

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