3年ぶりに古巣のドルトムントへと復帰したDFマッツ・フンメルス。2016年、バイエルンへ移籍した際、ファンから激しいブーイングを浴びた彼の帰還に驚いた人も多いのではないだろうか。ドルトムントは復帰のオファーをした際に、ファンの反応を懸念したことだろう。しかし、ハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEOは彼を呼び戻すことに躊躇はなかったようだ。
独『DPA』のインタビューに応じたヴァツケ氏。同氏はフンメルスの移籍を容認してくれたバイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲCEOに対して感謝を述べるとともに、フンメルス以外にもチームに復帰した元主力選手は多いと次のように語った。
「マッツは常にドルトムントへ帰還する機会を待っていた。選手の意思を尊重してくれたルンメニゲにはとても感謝しているよ。私はこれを特別なことだと思っている。(フンメルスが)ドルトムントに復帰するのがナンセンスだと誰が言った? ケースは違うけどシャヒン、カガワ、ゲッツェは新たなクラブで難しい時間を過ごした後に帰ってきたじゃないか」
たしかにヴァツケ氏が挙げた3名はそれぞれレアル・マドリード、マンチェスター・ユナイテッド、バイエルンといったビッグクラブで苦しい時間を過ごした後、ドルトムントに復帰している。ヴァツケ氏は過去の移籍に関するしがらみを気にしないタイプの人間のようだ。
とはいえ、ファンの中にはそういった事情を気にする人もいるだろう。フンメルスは2019-20シーズン、クラブに関わる全ての人々からの信頼を取り戻すためにも獅子奮迅の活躍を披露したいところだ。
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