酒井宏樹か、19歳の新鋭か スパーズが狙う新たな右サイドバックは

マルセイユの酒井宏樹 photo/Getty Images

トリッピアー移籍なら後釜確保か

イングランド代表の一員としてロシアワールドカップでも活躍したトッテナムDFキーラン・トリッピアーがアトレティコ・マドリード移籍へ近づいている。アトレティコはベテランのファンフランが昨季限りで退団しており、トリッピアーはその後釜候補の1人だ。セットプレイも担当できる高精度キックが大きな武器で、攻撃面で大きなプラスとなるだろう。

気になるのは、トリッピアーを失った場合にトッテナムがどう動くかだ。これまではセルジュ・オーリエとトリッピアーが主に右サイドバックを担当してきたが、英『METRO』はトリッピアーが抜ければ新たなサイドバックを獲得することになるはずと予想している。

アルゼンチン代表でも右サイドバックを担当することがあるファン・フォイスを回すことも可能だが、フォイスはセンターバックもこなす守備的な選手だ。攻撃面ではインパクトを残すのが難しいだろう。
同メディアが新サイドバックの候補に挙げているのは、ノリッジ・シティの19歳マックス・アーロンズ、さらにマルセイユに所属する日本代表DF酒井宏樹の2人だ。酒井への関心は以前から伝えられており、プレミアリーグでも戦えるだけのフィジカルを備えると評価されてきた。マルセイユでも確かな地位を築いており、リーグ・アンを代表するサイドバックの1人なのは間違いない。

ただ、アーロンズとは10歳も年齢が離れている。アーロンズは昨季プレミア・チャンピオンシップ(イングランド2部)で41試合に出場し、2得点6アシストの成績を残している。トリッピアーと同じく攻撃面で貢献できるサイドバックだ。トッテナムが若手育成路線を継続するならば、アーロンズが理想的なターゲットになるかもしれない。

酒井のプレミア挑戦も見てみたいが、トッテナムは今後どう動くのか。昨季はチャンピオンズリーグ決勝にまで進出したクラブなだけに、酒井が向かえば大きなニュースとなりそうだ。

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