6日に行われたアルゼンチン代表VSチリ代表のコパ・アメリカ3位決定戦は、単なる3位決定戦とは違う。このカードはコパ・アメリカ2015、その翌年のコパ・アメリカ・センテナリオ決勝でも実現しており、その時はチリがいずれもPK戦の末に勝利を収めている。アルゼンチンにとっては因縁の相手だ。
試合は立ち上がりから激しいデュエルの応酬となり、3位決定戦とは思えぬテンションの高さで幕を開けた。その中で先に試合を動かしたのはリベンジに燃えるアルゼンチンだ。12分、リスタートから隙を突いたメッシのスルーパスにアグエロが抜け出し、GKをかわして冷静にフィニッシュ。ファウルに抗議していたチリ側の隙を突く巧みなゴールでアルゼンチンがリードを手にする。
さらに22分、ロ・チェルソのスルーパスに抜け出したディバラが上手く持ち出してGKの上を抜くシュートで2点目。アルゼンチンが早い段階で2点のリードを奪うことに成功する。
ここからはやや試合が荒れる。両軍が揉み合いになる場面もあり、37分には肩で互いに押し合いとなったメッシとメデルが揃って退場処分に。前半のうちに10対10の戦いになる珍しい展開となった。
59分にはビダルがPKを決めてチリが1点を返すが、反撃もここまで。勝利を目指して守備固めに入ったアルゼンチンを崩せず、2-1でフィニッシュとなった。
[メンバー]
アルゼンチン:アルマーニ、フォイス、タグリアフィコ、ペッセージャ、オタメンディ、パレデス、ロ・チェルソ(→フネス・モリ 90)、メッシ、デ・パウル、アグエロ(→M・スアレス 81)、ディバラ(→ディ・マリア 67)
チリ:アリアス、イスラ、メデル、ハラ(→マリパン 50)、ディアス、プルガル、アランギス(→ニコラス・カスティージョ 83)、ボーセジュール、ビダル、A・サンチェス(→ジュニオール・フェルナンデス 17)、バルガス
[スコア]
アルゼンチン 2-1 チリ
[得点者]
アルゼンチン:アグエロ(12)、ディバラ(22)
チリ:ビダル(59 PK)
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