メッシのミスもピッチが原因? コパ・アメリカで目立つ”ピッチ批判”

ピッチには荒れた部分も photo/Getty Images

選手や監督から不満

準々決勝まで消化したコパ・アメリカでは南米の強豪によるハイレベルなプレイが次々と飛び出しているが、選手や指揮官は不満を抱えながらのパフォーマンスとなっているようだ。その不満とは、ピッチの状態だ。今大会はピッチの状態が悪いとの批判が何度か出ており、トッププレイヤーたちもボールのコントロールに苦戦している。

例えばアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、「ボールが弾んでいて、あらゆるピッチが悪い。難しいものになっている」と苦言を呈している。カタール戦ではゴール前での決定機を外してしまうメッシらしからぬプレイがあったが、確かにあの時も味方からの横パスがバウンドしていた。イレギュラーバウンドとなればメッシでもコントロールに苦戦するのは仕方がない。

スペイン『MARCA』によると、準々決勝でパラグアイ代表をPK戦の末に撃破した開催国ブラジル代表監督チッチも「信じられないことだよ。選手たちはプレイするために3タッチはしないといけない。このピッチでフットボールレベルを上げるのは不可能だ」と不満を漏らしている。選手たちがボールを止めるのに苦労しているならば、必然的に攻撃スピードを上げるのは難しくなる。
「僕たちのようなチームにとって言い訳にはならないが、ピッチはスタンダードではない」とウルグアイ代表FWルイス・スアレスも口にし、「ピッチが悪い。コパ・アメリカのようなコンペティションでは良いピッチでないと」とコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスも不満を漏らしていた。

準々決勝ではここまで2試合がスコアレスドローに終わっているが、ピッチの微妙な感覚がパスやシュートを乱してしまっているのかもしれない。

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